PiPi's World 投稿小説

生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 83
 85
の最後へ

生徒会日和。 85

「早紀さんそれ既に比較の対象外…実質ウチのは合宿場の類ですから。」

なんかもう茜さんの実家には地下に国際救助隊やロボットぐらいあって、出撃まで執事がワックスかけてるんだろうか。

確かにウチも武道無縁の家庭から見たらボンボン感覚だろうが、現在は実質あくまで合宿場…申し訳程度の宿泊が可能な道場という扱い。
そして観光や保養なぞ全く意識していない、あくまで修練を主眼に置いた『施設』だ。

…そんなうちの施設はおいといてだ。
「茜さん、本当にいいの?」
「うん、ここ数年使ってないらしいけどね。私も行くの小学生のとき以来じゃないかな〜?」
…それってどうなんでしょう。

「海は近いの?」
「ええ、近いです…ってか、ほぼプライベート?」
「ええー!?」
質問した歩さんはそれ以上の答えにさらに驚く。

僕は気になることがあって質問した。
「でも、長いこと使ってないのなら、保存状態は?」
「大丈夫。経営上の交渉などで急に必要になったりするから、どの別荘も専属の管理人がいて、いつでも使えるようにちゃんと手入れしてくれてるの。」
「収容人員は?」
これが足りないと話にならない。
「それも大丈夫。お客様を100人ほどは招くことができるように造られているから。多人数を招くときは本邸からも人を回すから。」

大企業のお嬢様はさすが、レベルが違う。
「ですから、皆さんでどうです?って話なんです」
「生徒会全員来ても大丈夫なのね?」
「ええ、もちろんです」
真希さんの問いにも、茜さんは余裕の表情。

「茜ちゃーん、うちらもいいってことー?」
「100人来ても大丈夫!だったら問題ないよねっ!」
小坂井姉妹が今度は尋ねる。
「…あんたらは何してくれるか正直わからないけど、今回は生徒会のお手伝いもしてくれたし…来てもかまわないけど」

「あ、あの、私たちは?」
おずおずと蜜恵さんが尋ねる。
「まあ…手伝ってくれたから来てもいいけど。」
「本当?!」
蜜恵さんは喜色満面といった表情で、
「ありがとう!!茜ちゃん!」
茜ちゃんの両手を握って嬉しそうに振っている。そればかりか軽く飛び跳ねている。
蜜恵さんの豊かな胸がゆさゆさと揺れていて、そうまでして喜ぶ彼女がとても可愛いと僕は思った。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す