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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 8

「学校としても部活動を盛り上げていきたいと思ってるから…穂積くんの力を貸して欲しいの!」
守山先生は真剣な眼差しで僕を見つめ、手を握ってくる。
「ええ、そう思います、でも…」
勢いに負けそうで、答えに困る。
隣に座る会長さんの顔をうかがうが、ニコニコ微笑んでいるだけでこちらの味方になるのか…
「昨日私が言ったことを思い出して」
会長さんは、僕の耳元でそう囁く。

「はい。」
僕は小声で会長さんに返すと、決意を述べた。
「わかりました。入部します。」
それを聞いた守山先生の瞳を見ていると、新入部員を確保できた喜びだけでなく、慕情・・・かな?恋愛感情めいたものを感じた。ひょっとして守山先生って僕の事を?うーんどうなんだろ?
「穂積君本当?ありがとう!!」
嬉しさのあまりか、守山先生が瞳をきらめかせながら僕の両手を握りしめて上下に振ってくる。
大きな胸も一緒にゆさゆさと揺れていた。
長森さんも笑顔を浮かべている。
よし、頑張るぞ!!
「経験者が入ってくれてうれしいわ。よろしくね。」と長森さんが言った。


「生徒会との兼ね合いもあるから、穂積くんが都合のいい日に練習に来てね」
「はい」
長森さんは僕が生徒会役員であることも考慮してくれた。

今日は見学だけなので、このへんで剣道場を後にする。
「他のみんなはどうしたかな?」
会長さんがそう言ったので、生徒会室に立ち寄る。

生徒会室に入ると…
真希さんや梓さんなど、他の生徒会役員たちみんな、何かしらの楽器を持ち出し、今にも演奏が始まりそうな雰囲気だった。

真希さんはベース、梓さんはキーボード、春田さんもベース、早紀さんがドラムスで、熱田さんはギターをたんとうしてるようだ。

「会長、樹くん、おかえりなさい。今から練習ですよ。」
「わかったわ。準備する。」
会長さんは僕に聴かせてくれたあのギターを手に、バンドに加わった。

「…今日は何が…」
「昨日の会議の後、歩がソロで歌ったのよね?」
真希さんが言う。
「会長さんだけズルいじゃん!どうせなら私たちのチームワークを樹に見せたいじゃん、って思ってさ」
梓さんも続けて言う。

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