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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 70

 そして姫さんは、僕と唇をあわせたりした。
「樹くん、樹くん、あぁん、あっ、あっ…」
「あっ…うっ…いくよ…」
 そうしてしばらく経って、僕は蜜恵さんの中にも、白いものを出していった。
 蜜恵さんのソコからこぼれ出る液体。姫さんがトイレットペーパーをとってくれた。
 蜜恵さんは崩れるようにその場にうつ伏せになった。僕も疲れて、隣に仰向けになった。それを見た姫さんも、僕の反対の隣に横になった。
「ありがとう、樹くん」
姫さんが微笑んで、僕に言った。
「僕の方こそ…2人が喜んでくれれば」
…女子更衣室の中に入り、さらにその中でこんな行為をしたなんて、滅多にない経験だ。

そのまま、しばらくの間、3人川の字になって余韻に浸っていたのだった…

 もう日が傾き始めたころ、僕たちはゆっくり着替え始めた。
 そして、スマホの無料通話&チャットアプリのIDを交換した。
 女子更衣室を出ようとするときにはもう廊下の人通りはなく、怪しまれずに出ることができた。
 それじゃあ、また、っていうような感じで、僕は2人とわかれ、家に帰った。


 翌日の生徒会室。僕はあの請願を忘れてはいなかった。
 僕は先に来ていた葵さんに聞いた。
「やっぱり女子は、ロッカー遠くて大変なの?」

「うん…使うのは私達一年生だけなんだけどね。もうちょっと近かったらなとは思う」
やはりいくらか不便には思っているようだ。

「教室で着替えるわけにいかないから仕方ないけどね」
「まあね」
葵さんは少し困りながらも笑う。
…この学校には、向こうの小説のように「反対派」が存在しないのは救いかもしれなかった。

 でも、そもそも、生徒会のやりたい放題を抑えるために共学になった、って最初に聞いた。
 今は反対派はいないにせよ、それに至るまでは反対とかあったのだろうか…あとで歩さんに聞いてみよう。

「着替えはしょうがないとしても、教科書とか取りに行くのに遠い更衣室、っていうのは、男子がちょっとうらやましいかなー」

 後から来た茜さんが言った。
 そう、男子は教室で着替えている。
「逆に男子更衣室がほしいとかは思わない?」
 茜さんは聞いた。
「まあ、中学でも教室で着替えていたし、別に気にならないかな」

「私は…ちょっと気になるかな」
 葵さんは、ちょっと言いにくそうに言った」
「たとえば、ちょっと机の中の忘れ物取りに戻ろう、とか思っても男子が着替えていたら入れない」

 うーん、確かに、自分はよくても、そういうことはあるかな。

「理想形としては、女子も男子も更衣室があって、教室にも小さいロッカーがあることかなぁ」
 茜さんはあごに手をあてる考えるしぐさをしながらそう言った。
 

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