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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 227

 「それで、無理に剣道部に入れる感じになっちゃって」
 「ええ、ほんとに、あの時までは全然、高校で剣道やるとか思ってなくて…あ、でも、今となっては、入って良かった。姉に…少し近づくことが、できたかもしれない」
「この前の大会も初戦敗退って聞いたけど」
「ええ、それでも最初よりは随分良くなりましたよ。全くの素人だったのが、みんな成長してますから」
「へえ」
「僕が3年になる頃にはいい勝負するのが当面の目標です」

「うん、樹くん、いい顔だ」

 そう言われ、僕はちょっと背筋を伸ばした。
 歩さんは室内を見渡した。
 「はじめて…愛し合ったのも、ここだったね」
 「そうですね」
 思えば、知り合って、ずいぶん早く、そうしてしまっていた。
 「樹は、はじめてじゃなかったんだよね」
 「ええ、一応…」
歩さんはそういうことはいちいち気にする人ではないかもしれないけど、個人的な気持ちからそれが誰なのかは言及するのはやめておく。
でも、さやか先生には感謝している。歩さんとが初めてだったらお互い初めて同士で何もわからず大失敗に終わっていたに違いないから。

「高校生活、最後の思い出も、ここで作らせてもらおうかな」

 気がつくと歩さんの顔がすぐ近くにあった。そのまま、僕たちは、キスした。そして、抱きしめあってお互いを感じた。お互いの思い出に刻みつけるように。
 そしてそれはどちらからともなく終え、僕たちは上半身の服を自ら外し始めた。

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