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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 219

歩さんは何かに取り憑かれた様に、僕の上で激しく身体を上下させる。
その額には大粒の汗が浮かび、苦悶と快感が入り混じった表情を見せながら、必死で動く姿に見かねた僕は、

「歩、代わるよ。」
と言って、結合を続けたまま身体を起こし、その反動で歩さんをベッドに横たわらせる。
「ああっ…い、樹…」
歩さんは僕の目を見つめ、何かを求める表情をする。
まだ物足りないのか、それとも…

「僕も歩のこと、好きだよ。大好きだよ」
「樹…」
「今度は僕の番」
いったん止めた腰の動きを、再開させた。

「あっ、あっ!あぁぁぁっ...」
「ふっ!ふっ!」
声を出すのも忘れて、互いに腰を振る。

「はぁっ!私...をっ、樹で...染めてぇっ!」
「歩...はっ、僕の、物だぁっ!」
歩さんの締め付けが一層強まり、もうすぐ限界なのだと感じた僕は、動きを強め、彼女を達しさせようとする。

「はあぁぁぁぁっ!」
「くっ...出るっ!」
歩さんが達したのを確認して、僕はおもむろに今まで続けていた結合を解き、身につけていた保護膜を取り去る。
遮るものを失った子種が、勢いよく歩さんのお腹に、胸に、そして顔に降り注ぐ。

「あっ、ああ、い、樹…」
絶頂に達し放心状態の歩さんの顔、胸、お腹…僕が一気に放出した白濁の欲望の塊で染めていく。
「ああっ…私、樹のモノなのね、樹の、濃い、精液でいっぱい…」
「歩は、誰にも渡さないからさ」
「ふふっ、私、幸せ…」

互いに生まれた姿のまま、僕は歩さんの隣に横になり、その身体を寄せ合う。
少し冷えてきた部屋の中、お互いの温もりを肌で感じ合うこの時間が、何ものにも変え難い瞬間に思えた。

「ねぇ...」
歩さんが子犬の様に僕にじゃれ付きながら聞いてくる。
「今日の私達...心から愛しあえたよね?」

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