…もう、今の状況を楽しんでます、そんな雰囲気が伝わる。
「じゃあ、樹の希望に応えよう」
歩さんは意外にもあっさりと引き下がり僕の身体から離れる。

「ただし、胸は、ね」
歩さんは今度は僕のいきり勃つソコに手を伸ばし、撫でてきた。

全身の愛撫で敏感になっている僕自身を歩さんは優しく撫でる。
先端からにじみ出る粘液を擦り付ける様に。
その僅かな刺激ですら、今の僕には拷問に等しい。

「お…お願い、歩…」
僕は掠れた声で歩さんに懇願する。
早く楽になってしまいたい。
「ふふっ…樹の、どんどん大きくなる…ネバネバのもどんどん…」
歩さんは小さな子供がおもちゃで遊ぶように僕自身を手でこね回す。

「ねぇ…歩…」
「樹、もうちょっと我慢」
「うう…」
歩さんはそのまま僕のを舌で舐め、そっと咥え込む。

歩さんの口に包まれた僕の分身は、口内の暖かさと舌先の刺激にもう限界を迎えようとしていた。

「あ、あゆっ…出るっ！」

ビュクッ！ビュクッ！

理性と言うダムを超え、僕の欲望が歩さんの口内に発射された。
歩さんはそれを零さない様に飲み干して行く。


全身から一気に力が抜けていく。
熱いものが歩さんの口の中、さらに喉の奥へと流れ込んでいく。

「んっ…んんっ、っく」
歩さんは時折苦しそうな声と表情をするが、僕が放出したものを最後まで離さずに受け入れ、飲み干した。

「樹がイクのが見れた…」
ようやく唇を離すと、僕に向け笑顔を見せる歩さんだった。