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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 22

気になったので、生徒会室の隅においてあるパソコン(なんであるんだ)で、ここの最寄り駅や鉄道路線について調べてみよう。

この路線には
快速特急・特急・快速急行・急行・準急・普通の6つの種別の列車が走っているようだ。
…って、これだけありながら普通しか止まらないわけ?


「葵ちゃん、これに関しては?」
「うーん…確かに不便ですね。学校に行くには普通を選んで乗らないといけないし、帰りも通過待ちで待ってると遅くなっちゃいますし」
「うーん…」
熱田さんの言葉にまた腕組みをして考える会長さん。

「これは、私たちからじゃなくて、学校側から鉄道会社に言わないといけないかもね」
「ですね」

「姉さんが通ってた頃は混雑対策で快速特急や快速急行と停車駅をずらした、通勤特急・通勤快速もあって桜樹台駅にも停まってたらしいですけど、なんか4年前のダイヤ変更で通勤特急・通勤快速を廃止したみたいです。」
僕は鉄道系HPに書いてあったことを言った。
どうやら沿線人口が減少気味で乗客数が漸減しているせいでそうなったらしいとも書いてあった。
「あーあ、それ復活してくれないかなー。」
熱田さんが残念そうに言った。

「とりあえずこれは学校宛要望として後で出しましょう。」
会長さんの言葉にみんなが頷いた。

「では次の投書行きますね。「男子も入ったことだし、男子の中から格好いい子を選んで学食で執事サービスしてほしいです。」とあります。」
「ほほ〜」
早紀さんが僕のほうを見ながらニヤニヤしている。
「えっと…何か」
「それをやるとなれば樹くんは第一候補ですな〜」
「いや、そんな…」
「ふふふ、初年度男子一のイケメン樹くんにぴったりの役目だね」
会長さんもニヤリと笑う。
…僕、もしかして墓穴掘りました?

「えと、じゃあ、それに対して女子のメイドカフェとか…」
「メイドカフェなら、学園祭でもうやってるしね♪」
会長さんがニコニコ笑ってこちらを見る。
「ふふ、これは前向きに考えよう」
…不安の種が増えてしまった…
「来年の春はイケメンの男の先生も赴任してこないかな」
早紀さんがそんなことを言う。

さて、次は
『最近、校内に野良猫が住み着いているような気がします』

「ごめん…それ、私のせいかも…」
会長さんがばつの悪そうな顔をする。

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