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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 209

そんな蜜恵さんの顔を見ながら、僕はひたすら腰を振った。
今は、ただ蜜恵さんを愛することだけに集中して。
歩さんのことは、今だけは断ち切って…

「樹くん、いい…気持ち、いい…っ!!」
「蜜恵さん、僕もだよ…」
「好き…樹くんのこと、ずっと好きでいたい…」

「ありがとう…蜜恵さんっ!」
「いつまでも、いつまでも…ああっ!!あ、イくっ!」

蜜恵さんはイったらしく、激しく締め付けてきた。僕も耐えられず、中で射精する。

「樹くん、ありがとう…」
「蜜恵さん、僕も…ありがとう…」

そっと抱き着いてくる蜜恵さん。そんな彼女が愛しくて、繋がったまま僕はそっと抱きしめ返す。


無言のままで抱き合う僕たち。いつまで、そうしていただろうか。

「そろそろ、時間だよね。」
「二人してサボっちゃったね。」

僕は長い勃起をそっと蜜恵さんの優しい中から抜く。
暖かい中から抜け出たそれは、外気に触れて冷やされつつも力強く天を衝いていて。
蜜恵さんは起き上がると僕の前に跪くようなポーズをとった。
すると彼女の目の前に僕の分身が。
それを白く細い指で手に取ると、蜜恵さんは優しく口に含んだ。

「きれひに、ひてあげまふ。」
「あ、何もそこまで。」

一瞬だけ見上げて僕に目で微笑みを送る蜜恵さん。
目が合い、僕は彼女の気持ちを受け取ることにした。
勃起全体を彼女の舌がそっと嘗め回す様が心地よい。
そして最後に、ちゅっと尿道内の精液を吸い出してくれた。

「ほら、綺麗になりました。」
「ありがとう。」

綺麗にしてもらった僕の分身を前にした蜜恵さんの頭を優しく撫でてあげる。
さらさらな髪の感触は、さっきのお掃除フェラの味わいとも相まって彼女のやさしさがにじみ出ている気がした。
撫でてあげると、蜜恵さんはうれしそうな表情を浮かべていた。
そこまで素敵な反応をされると、本気でもう一度押し倒したくなってしまう。

「ねえ…樹くん。」
「何…かな。」
「今日のこと、ずっと忘れない。本当に、ありがとう。そして…会長さんと、幸せにね。」
「もちろんさ。」
「でも…」
「でも?」

ふと言葉を切った彼女に僕が問い返すと、蜜恵さんの美しい顔が再び僕の勃起に近づき、語りかけるように言った。

「もし幸せが足りなそうなら、いつでもご奉仕しますからね。それじゃ!」

そう言った彼女の姿は、とても可愛くて。
大きな胸をぶるんと揺らせて身をひるがえし、駆け去ってゆく彼女の足取りを、僕は見送ったのだった。

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