生徒会日和。 200
「ああっ、はぁっ、あぁんっ!くるっ、きてるっ、樹の…あんっ!!」
「歩の中が、とても気持ちいいからだよ…!」
少し無理をした体勢だけど、歩さんをもっと感じたい、歩さんにもっと気持ちよくなって欲しい思いから必死になってさらに突く。突き上げる。
「ああんっ、いい、イイッ!!」
そのまま歩さんの身体をベッドに寝かせ、今度は僕が主導して行く形に。
「ああ、樹、樹っ、好き、好き…いいのっ!」
歩さんの両足を大きく広げながら、ひたすら自分自身を送り込む。
歩さんの額に、はっきりと汗がにじむ。
突き続ける僕だって、もちろん楽じゃない。歩さんの中はこれでもかといわんばかりに僕をギュッと締め付け続ける。さらにそれはきつさを増しているように感じた。
「ああっ!ああっ!いいっ!樹、すごいのっ!」
歓喜の甲高い声をあげる歩さん。
一度突くたびに小刻みに揺れる豊かな胸を、掴みながらさらに突き続ける。
深く突く度に歩さんの中の締め付けは一層強くなり、僕も限界が近づきつつある。
歩さんもそろそろ達しそうだ。
「くっ…!あ、歩っ、で…出るっ!」
「い…ぃよっ!ち、ちょうだいっ!樹のっ…精液!樹の…赤ちゃん!」
歩さんの切ない声とともに、締め付けがいっそうキツくなる。
「いっ、イク、いっちゃう、樹…」
「歩、出すよ…!」
「いいよ、全部…樹の全部、私に頂戴…」
その瞬間、歩さんの中にすべてを解き放った。
熱い塊は、歩さんの中を満たしていき、絶頂に達した歩さんは幸せそうな表情でそれを受け止めた。
「熱いっ、あぁっ…樹が…っ、入って!」
「はぁっ、僕の…全部っ!」
命の種は歩さんの中を満たし、受けきれなかった分は蜜壺のすき間から滲み出る程だった。
ここまでお互いの全てを出し切った交わりは初めてだった。
僕も歩さんも、結合を解く事も忘れて、今の充足感に浸っていた。