生徒会日和。 195
歩さんの膝が、身体が、ビクビクと震える。
今にも崩れ落ちそうなその様子を見て、僕はソコを攻め立てる。
「ああっ、ダメ、ダメ、イッ、あっ、イッちゃうーっ!!」
悲鳴のような声を上げて、歩さんは激しく身体を痙攣させ僕の身体の上に倒れ込む。
歩さんはがくりと倒れこんだ。
ハァハァと荒い息遣いで、身体はまだ小刻みに痙攣している。
僕はそんな姿を見ながら、お尻を優しく撫でる。
「はぁ、はぁ…私、ばっかり…イってる…」
歩さんは悔しそうな口ぶりで、僕に向かって言う。
「可愛い歩の姿が見れて僕は嬉しい」
「はぁ…でも、私、だって…樹に…」
やはりというか、歩さんは自分のほうが先にイってしまうのに納得がいかないようだ。
「…あ。」
何か思いついたのか、息も荒いまま歩さんは僕に聞いてくる。
「ねぇ…っ、タオル…ある、かなっ?」
「タオル?洗面所に行けばあるけど…取って来ようか。」
「うんっ…お願い。」
家に誰もいない事をいい事に、そのままの姿で洗面所に向かい、洗いたてのタオルを何枚か拝借する。
身体を拭く…だけじゃないだろうな。歩さんの事だし。
部屋に戻ると、大分落ち着いて来たのか、歩さんはベッドの上にちょこんと座っていた。
いわゆる「アヒル座り」と言うやつだろうか、ただでさえ背の小さめな歩さんがより小さく見える。
僕も歩さんの隣に腰かける。
「歩、タオル持ってきたよ。」
「あ、ありがと。」
持ってきたタオルを1枚歩さんに手渡す。
「うわー、イイ匂いするねー。樹の匂いがする。」
「僕の匂いって言うか、母さんの使ってる洗剤の匂いじゃない?」
「そうかも知れないけど、私にとってはこれは樹の匂いなのっ♪」
鼻をくんくんさせながら、歩さんは笑顔で答える。
「そうだ、身体、拭いてあげよ…っ!」
僕が歩さんに聞こうとした時、突然歩さんが僕に抱きついてきた。
そのまま歩さんに押し倒される様な形になって、僕らはベッドの上で横になった。
「あ、あの…歩、さん?」
「樹はちょっとそのままでいてね。」
僕の上に乗りかかった歩さんは、そのままモゾモゾと動き回り…
僕が持ってきたタオルで僕の腕を縛り始めた。
靴紐なんかとは違い、太くて縛りずらいタオルと言うのもあり、女の子の腕力と言うのもあり、僕がちょっと力を入れればほどけてしまいそうな弱々しい結び方だが、歩さんなりの反撃なのだろう。