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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 20

「どうして黄色なんです?」
「私のラッキーカラー♪幸せの黄色い箱だよー」
いやむしろそれは末期いゲフンゲフン。
…まあ、これくらいにしておく。

「…これ、中に紙入ってますかね?」
「置いてから初めて回収してきたんだけど…おおー!!!」
会長さんが箱の中に手を入れると、何だか物凄く喜んだ顔をする。
「聞いて驚け樹くん!この中身は生徒の意見でいっぱいだよ!!」

会長さん、満面の笑顔である。
その顔は見た目とも相まって子供のようで可愛らしい。
生徒会役員になって数日、会長さんと一緒にいるが、これほどまでに印象の変わる人も珍しい。
…ただし、真面目なときは声も姿も凛々しい人になる。

会長さんが箱を僕に手渡す。
「樹くんが気になった意見を読んで。それに対して回答をしましょう」
そう言われたので、箱の中の用紙を取り出す。
なんだかんだで、僕も興味はあったし。

取り出した紙に目を通す。
…枚数は多いんだけど、大したものがないような。
遊び半分で書いた人も多そうだな。

「では」
「どんどこい!」
「『会長さんのスリーサイズを教えてください』」
「えーっとね…って、何よそれ!!」
「いやだって、ホントに書いてありますけど」
「…もう」
「で、会長さんの」
「教えないよっ!!」
「樹くん、よければこっちにデータが」
「真希も変なこと言わないで!!」

…次行きましょう。
「神様・仏様・曽根梓様!うちの部にも助っ人に来て下さい!」
「おー、どこだどこだ?」
「えーと、卓球部って書いてありますね」
「うーん…アレは私のパワーを発揮するには狭すぎる」
「…どんだけ力あるんですか」
「私の戦闘力は53000」
…こらこら。

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