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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 187

しばらくブラブラしていると空が薄暗くなり、夜の訪れを知らせる。
そろそろ歩さんと別れないといけない。

「もう暗いですね」
「樹、今日はホントにありがと」
「いえいえ」
「樹が良かったら、明日時間あるかな?」
「?…僕は別に構いませんが」

重圧から解放されたら、すぐに遊ぼう、ということかな?

「じゃあ、決まりね!」
「はい…何するんです?」
「それは…秘密。私に任せてよ」
「はあ」

歩さんの顔が少し赤らんでいるように見えた。
何をするのか、歩さんが何をしたいのか、それは明日を楽しみに待っていよう。

…その翌日。今日も普通に学校だ。

…とはいえ、3年生はほぼ自主登校。
僕ら1・2年生は期末試験、ちょうど最終日で昼には終わる。
歩さんはそれを踏まえて僕を誘ったのだろう。

「樹のテストが終わるのを待ってるからね」
朝下駄箱の前で偶然会った歩さんはそう言った。

終わってもしばらく学校にいるのか、それとも外でデートするのか…すべては歩さん次第だ。

…テスト中も歩さんのことが頭に思い浮かぶ。
歩さんがこの学校に来るのももう残りわずかだろうからな…

…いや待て、今は試験中だから…これの繰り返しだった。
別に全然できなかったわけではないので悪しからず。

最後の試験を3教科終え、帰り支度しながら廊下を見る。
そこによく知った姿が…って歩さん、ここまで来ますか。
にこやかに手まで振らなくても…

まあ、葵さんの存在によって、僕と歩さんの関係を揶揄するような人間がいないのがありがたいことではあるのだが。

そんなこんなで帰り支度を済ませ待っている歩さんのところへ。
「お待たせ」
「ごめんね〜」
「いえいえ、歩との約束だから…この後、どうするつもりなの?」

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