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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 179

肌寒いが日差しは眩しい。
僕らがいる場所にも光が当たる。

「樹くんの仕事ぶりは素晴らしいし、誰もが認めているんだ。来年も役員にならないはずがないよ」
「さあ、どうですかね」
「先輩命令だよ」
「…早紀さん、意外とお姉さんに似てません?」
「あははは、そう思うかね樹くん」

長い黒髪が風に靡く。
その横顔はやはりお姉さん、真希さんによく似ている。

かつて真希さんは僕に言ってくれた。
『私のせいで早紀を苦しませている』
『でも早紀は私が好きだからと、その後をついてきた』と。

今の早紀さんに、苦悩の色はない、僕は思った。

「樹くん」
「…はい?」
「樹くんは、お姉ちゃんと…したんでしょ?」

「…したって何を」
「ふふふ、しらばっくれたってそうはいくかな」
「…あぁ」
「うふふふ」

…そういうところも含めて、さすが真希さんの妹というべきか。
というか真希さん話したんでしょうか。

「樹くんは男らしかったってお姉ちゃん言ってたよ」
「は、はい…?」

次から次にやってくる言葉にもう、僕は不安とドキドキ感でいっぱいだ。
しかし真希さんとの関係が知られてしまってる以上、嘘をつくことなんてできない…

「樹君、目瞑って」
「え…」
早紀さんのその言葉に戸惑うけど、僕はそれに従うことにした。

「好き」
早紀さんが耳元でそう囁き、次の瞬間、唇に柔らかな感触を受けた。

「早紀さん…」
「生徒会の一員として、樹くんと一緒に過ごして、すごく楽しいよ」
それは僕も一緒だ。

「でも…それだけじゃ、何かが足りない」
…どういうことだ。
「樹くんには会長さんがいるから…一度だけでもいい。お姉ちゃんだって…」
早紀さんの手は僕のズボンの上から膝、太股を摩ってくる。

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