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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 172

「それは…歩が忙しいのと、受験勉強を邪魔しちゃいけないと思ったから…」
歩さんの言葉に、素直に答える。
多少言い訳がましいと思っても、歩さん自身のことを大事にして欲しいの一心であって。
僕は二の次でもいいと思うのであって…

「ありがと。気を使ってくれて。でも…私はもっと樹に会いたい。樹と一緒にいたい。ダメかな?」

歩さんの抑えきれない気持ち。
その気持ちは僕だって痛いくらいよくわかっている。
だって、僕だって、本当はそうだったからだ…

「樹と…したい」
歩さんの腕が僕の背後から首筋に回る。
豊かな胸は背中にもろに当たる。

「歩…」
「私、もっと頑張る。頑張るから…」

歩さんの声が震えている。
歩さんを泣かせてしまったら僕だって悲しい。そんな顔見たくない。

「僕も頑張る。だから、悲しい顔しないで」
「樹ぃ…」
首から背中に、ずっしりともたれかかる歩さん。
「大好き…」
か細い声だけど、その気持ちは十分に伝わった。

見た目どおり子供のようで甘えん坊な姿も、大人っぽくて凛々しい姿も、どちらの歩さんも大好きだ。
それがコロコロ変わるところも、すべて。

「ん?んっ…」
歩さんの右手がゴソゴソと何かを探っている。
「あ、あの…歩、それはちょっとねぇ…」
歩さんの手は僕の股間に伸びている。

「ふふふふ、そうは言いつつも樹のここ、なんか硬くなってない?」
「い、いや…」
背後からゴソゴソ弄る歩さんの手は、徐々にピンポイントに僕の股間を襲う。
さっきあの双子姉妹によって発射されたというのに、また勢いが戻ってきているではないか…?

「樹♪」
「は、はい…」
「こっち向いて♪」

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