生徒会日和。 168
「樹くんご開帳♪」
「おお〜」
そんな思いを抱いているうちにズボンのベルトを外され下ろされた。
双子姉妹の目の前にテントを張ったパンツを晒される。
「すごいね樹くん、素晴らしいね!」
「ホントホント」
目を丸くしてキャッキャと声を上げる2人。
「2人は、今までに彼氏とかできたことないの?」
「彼氏かぁー、残念ながら出来た事無いんだよねー」
「そうそう」
二人は僕の身体をぺたぺたと触りながら答える。
「まぁ、気になる人は居たんだけどね」
「叶わぬ恋って奴?」
物憂げに遠くを見つめる二人の顔に、一瞬どぎまぎする。
常に元気、むしろ陽気というべき2人の見たことのない表情がまた可愛さを引き立て…
茉莉花さんの手が僕の股間に伸びた。
「うわっ」
「…そんな話はどうだっていいから、今は樹くんで楽しませてよ」
「イ、いや、あの…そうはいってもさ」
「…樹くんが気になるなら、後で話すから」
そして下着までもが容赦なく脱がされ、僕の愚息が悲しい程に勢いよく天を突いた。
「ほうほう…これはこれは〜?」
「なかなか…結構なお手前で?」
「サイズは祐と概ね互角、形状の差が興味深い。」
ん?誰か違う人が混じってませんか?
「それより、部長から預かった剣道部今期予算の見積もりだ、目を通しておけ。」
いや間違いなく姉妹の間から僕を覗き込むのは亜里沙さん。
どうやって入ってきた、帯刀してないから斬鉄剣した訳ではないだろう。
「他の部も似たような書類で使いが来るだろう、程々にな。」
「アッ?ハイ!」
亜里沙さんは机にプリントの束を置いて、風もないのに黒髪をなびかせ、合い鍵もないのに施錠して生徒会室を出てゆく。
「おや今誰か入ってきたのかね茉莉花さんや。」
「いや内鍵が掛かってるでしょ茉莉亜さんや。」
うんそうだね、僕も亜里沙さんなんて見てない、鍵とか書類とかきっと何かのトリックだよ。
「こまけえこた。」
「いいんですよ。」
「今は目の前の。」
「ごちそうだよ。」
そもそも何より、僕の補食確定が揺らぐことはなかった。
「それでは…いっただっきま〜す」
そういって茉莉花さんが僕の愚息をいっぱいに頬張る。
「ん…樹くんのおっき過ぎる…入りきらないよ…」
「茉莉花ちゃん頑張れ!」
…いったい何を頑張るというのだ、そこの妹よ。
「じゃあ私はこっちを…」
茉莉亜さんは僕に顔を近づけ、唇を奪いにかかる。