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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 152

あっさりと拒否されてしまった僕は、仕方なくテーブルで待つことにした。
キッチンからは何か調理する音に混じって、歩さんの鼻歌が聞こえてくる。

「…」

自分の家じゃない所でただ座って待ってるって言うのは変な感じだ。
しかも女の子の家で、僕らの他には誰もいない…



…この瞬間こそ、僕らが付き合っているというのを感じさせる…そんな気持ちになった。
いや、付き合って、というよりまるで新婚夫婦みたい…あれ、何を考えているんだ、僕は。

キッチンからいい匂いが漂ってきた。
ここでも歩さんの努力の賜物か…本当に、歩さんにはいろいろと驚かされる。

なんだかソワソワする。
歩さんが心配とか、料理の出来が…とかっていう問題じゃない。

こっそりキッチンに行って、歩さんの後ろに立ってギュッと抱きしめたい…なんて柄でもない考えが沸くが、そんなことしたら
「もう、料理できないじゃない!」
なんて怒られそうだし。

…いや、実は歩さんもそれを期待して、るわけないだろうね。

「出来たよー」
…そんな間に料理は出来上がったようです。

それを聞いてキッチンへ。
ちょうどお皿に盛り付けた直後のようだ。

「残り物の野菜とお肉で作ったものでごめんねー」
「いえ、十分おいしそうじゃないですか」
チャーハンと中華風スープ。
歩さん、なかなかやるじゃないですか。

「でも、自信作だからね!」
「冷めないうちに食べましょうか」

2人でダイニングに座り、一緒にお昼ご飯だ。

「いただきます」
…………うん、美味しい!
予想外と言ったら失礼になる、だろう。本当に美味しい。
歩さんは真希さんの言うとおり、本当にやれば出来る子、なんだ。

「美味しいです」
「えへへ、ありがと!」
照れながらも、歩さんは嬉しそうだった。

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