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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 151

「歩の家…ここから近いの?」
「歩いて10、20分くらいかな…今日はお天気も良かったから、それほど苦にもならなかったんだよね」

それでも、テキストなどが入って少し重い鞄を持ってあげる。

「あっ、お昼ご飯どうしようか?」
「ふふ、私が作ってあげよう」
…歩さんの手料理?

「うん、外で食べるのもいいけど、せっかくだから作ろうと思って♪」
「じゃあ…お言葉に甘えて」

それから、僕たちは秋晴れの中、最近見たドラマの話といったたわいもない話をしながら、歩さんの家に向かった。
「着いた!ここだよ!」
歩さんが小走りで駆け出し、一軒の家の前で立ち止まる。
ごく普通の一軒家だった。

「パパもママもお仕事だから、大丈夫」
「何がですか」
「ふふふ、秘密!」
歩さんがニコニコしながら家の鍵を開けた。

「お邪魔します」
靴を脱いでそろえておく。

家の中もごくごく普通、しかしご両親と歩さんの3人家族だとちょっと広いかもしれない。
「カバンはその辺に置いてくれればいいよ」
「はい」

歩さんはキッチンに向かい、早速料理の準備を始める。

「そういえば、料理できるんですか?」
「ママに教えてもらって、練習したんだ」

以前、僕が熱を出して学校を休んだとき、生徒会の皆さんでお見舞いに来てくれたことがあったが歩さんは料理には一切ノータッチだったのを思い出した。
あの時は真希さんと梓さんがメインでやってくれてたなぁ。

「女の子だもん、料理くらい出来なくちゃね!」
「まあ…」
何か手伝おうと僕もキッチンへ…

「樹はいいの。出来るまで待っててね!」

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