ざらざらとした舌触りが僕の先端に当たる。
歩さんが一舐めする度、僕の理性が削り取られて行き、いつ発射してもおかしくない。
でも、このままでは歩さんの顔に当たってしまう。
流石にこの後を考えると、それはマズい…


そんな僕の葛藤など露知らず、歩さんは一心不乱に僕の先端を舌と口で攻め立てる。

「ふふ…樹、気持ちいい？」
舌での愛撫を続けたまま、上目遣いで尋ねてくる歩さんに、思わず僕はドキッとしてしまう。
普段からは考えられない妖艶さを醸し出す歩さんは、今までで一番美しく見えた。

でも、歩さんにも気持ちよくなって貰いたい。

「あ、歩…僕にも、歩を見せて。」

意味を察してくれたのか、歩さんは僕への攻撃を続けたまま、僕の上に乗り、下半身を僕の顔の前に置いた。
歩さんも既に準備万端なのを確認して、僕は秘部を隠す布地を取り去った。
そして、濡れた窪みを、膨らんだ突起を口で愛し始めた。



「んっ…ん、ふっ」
僕が舌での愛撫を始めると、歩さんがくぐもった声を上げる。
それでも僕への攻撃は緩めず、その行為は速さを増していく。

僕も負けてはいられない。
濡れた蜜壺の奥の突起を、舌先でつついて刺激する。
愛液が溢れ出し、歩さんがお尻を左右に振る。
それでも構わず僕も愛撫を続ける。

「んんっ、はああっ…あんっ」
歩さんの攻撃が止まる。

「せ…せっかく、樹に気持ちよくなってもらおうと…してたのにぃ…」
今の状態では歩さんの顔は見えないが、きっと頬を膨らませている事だろう。
そんな事を想像しながら、僕は歩さんの突起を舌先で刺激しつつ、優しく、優しく歯の先でくわえてみた。

「んんあぁぁぁぁーっ」
歩さんは大きく叫び、くてっと僕にしなだれかかる。
同時に蜜壺から大量の愛液が吹き出し、僕の顔を濡らす。

もしかして…イった？
最後のは刺激が強すぎたかもしれない…

「はあ、はあ、ああ…ああっ…」
身体をぐったりさせる歩さん。
上下にヒクヒクと痙攣しているような…相当だったのだろうか。

…そのうち、僕の抱く気持ちは驚きから喜びに変わっていく。
歩さんに、こんな快感を与えることができたんだ…

もう一度歩さんの足を大きく開き、愛液で満たされた蜜壺に指を入れて動かした。

「ひゃあん、はあああ、だっ、ダメぇ、さっきイったばっかなのにっ！」