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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 138

歩さんの中は狭く、僕の分身をぎゅうぎゅうに締め付けてきて、気を抜いたらすぐに出してしまいそうになる。
そんな最上の快感に耐えて、僕はゆっくり、確実に歩さんの最奥に進んでいく。
「んあぁっ、く、くぅあっ…」
歩さんも苦しそうな声をあげながらも、僕を受け入れようと頑張ってくれている。
なら、それに答えてあげないと。


そして、僕自身は歩さんに完全に包まれた。

「歩さん、全部…入りましたよ。」
「んっ…分かるよ。樹くんが…私の一番奥に当たってる。」
「大丈夫ですか?」
「うん…ちょっときつかったけど、もう大丈夫」

歩さんは息も絶え絶えに、ゆっくりと瞳を開けて僕に微笑む。
その目には涙が浮かんでいた。
挿入の痛みからなのか、好きな人と結ばれた喜びからなのかは、その顔からは分からなかった。 

「歩さん…動いてもいいですか?」
「うん…いいよ…もっと、樹くんを感じさせて…」
「わかりました」

僕はゆっくり、慎重に歩さんの中で動き始めた。

「ん、ぐっ、あ、かはあっ」
歩さんが何か、堪えるように顔をしかめ、身体を激しく仰け反らせる。

「歩さんっ」
歩さんの辛そうな顔にいたたまれなくなった僕は、思わず歩さんから離れようととするが、
「ダメっ!」
歩さんは腕を僕の背中に回し、今日一番の強い口調で言った。
その弾みで、抜きかけた僕自身が歩さんの中を容赦なく刺激する。

「はぁぁぁっ…や、やめないで」
いきなり深く差し込まれて辛いはずなのに、歩さんは凛とした口調で僕に囁く。

「今やめたら…私、いくら樹くんでも…許さない…」


瞳に溜まる大粒の涙。
しかしそこには強い意志の宿る視線。

「樹くん…最後までして…そういう関係でしょ、私たち。いいよ…樹くんになら、壊されたって構わないんだから…」
「歩さん…」
「もっと、樹くんを感じたいの…壊れるくらい激しくてもいいよ…」
背中に伸ばした腕に、力が加わった。

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