生徒会日和。 134
ブレザーを脱がし、その次にワイシャツ…
以前、歩さんも言う成り行きで致したことがあったからなんてことはないはず…なのだが、なぜか手が震え、あのときよりうまく行かない気がしてならなかった。
…さっきの告白のせいか?
そんなことは思いたくない。
シャツのボタンをひとつずつ外す。
小柄なのにボリューム豊かな歩さんの乳房が、少しずつ見えてくる。
「樹くん…緊張してる?」
僕の心を読んだかの様に、歩さんが尋ねてくる。
シャツのボタンを外す手を止め、
「ええ…実は少し」
と、正直に答えた。
ははっ、と歩さんは軽く笑い、顔を近づけて唇を重ねあった。
「大丈夫だよ。私の心も…身体も全部樹くんのものだから。何をされたって、全部受け入れる。」
「歩さん…」
「漸くたどり着いたこの時なのに、お互いに遠慮して楽しまないのは、樹くんも…私も不幸になる。だから、樹くんの全てを…私に見せて。」
僕としては、大切な人を「もの」扱いするのはあんまり好きじゃないけど、歩さんが僕の事を本当に想ってくれている事は十分に伝わってきた。
それに…歩さんの決意と覚悟も。
だったら、僕もその思いに応えないと。
そう思っていくうちに、緊張は解けていく気がした。
歩さんのシャツのボタンをすべて外し、それを脱がす。
現れたのは真っ白なレースのブラジャー。
歩さんにとてもよく合っている気がした。
ブラの上から胸をそっと、優しく揉んでみる。
「あっ…んっ…」
小さく、歩さんが声を上げる。
「歩さん」
身を乗り出し、歩さんに顔を近づける。
「樹くん…キス、して…」
瞳を潤ませ、そうおねだりする。
その可愛い唇を奪い、口内に舌を侵入させ、絡ませる。
「んっ、んっ…んくぅっ」
歩さんの身体は小刻みに震える。
唇を重ね濃厚なキスを交わしながら、僕はブラのホックを外す。
「歩さん…綺麗です」
あらわになった歩さんの胸に優しく触れながら、僕は思わず呟いた。
その膨らみも、ピンク色に染まる先端も、前に見たことあるはずなのに、その時以上にいとおしく感じる。
これが、想いが通じあったって事なんだろうか…
「んっ…ホントに?」
歩さんも落ち着いてきたのか、潤んだ瞳をゆっくりと開けて僕に聞いてきた。
「私って、背は小さいけど胸は大きいでしょ。だから、アンバランスって言うか、あんまり自分の身体って好きじゃなかった…」