生徒会日和。 13
「今日は本当にお疲れ様」
「いえ」
守山先生が冷たいお茶を持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
「お礼を言いたいのは私のほうだよ。穂積くんが入ったことで、剣道部はよくなると思うの」
守山先生は練習のときと変わらず、にこやかな表情だ。
うちの姉とともに女子剣道部の『伝説』とされている人だけど、雰囲気は姉とはまるで違う。
「先生は、姉と一緒に、大会で優勝したと」
「三連覇。でも、ほとんどは渚ちゃんのおかげでもあった。主将は私だったのに」
「ああ、先生が主将だったんですか」
「うん」
言われてみれば、それも納得だと思った。
うちの姉は、能力こそずば抜けて高かったが他に興味を持たず、自分中心に考えている節があった。
それを考えると、守山先生が主将だったというのも頷ける。
「今すぐに、は無理かもしれませんが、いずれ勝てるようなチーム作りをしたいですね」
「一緒に頑張ろうね!」
守山先生が僕の両手を取って、近づいてくる。
「は、はい…」
ドキドキする。
守山先生、美人だし、胸も大きいし…
僕はすでに完全に勃起していた。
「あらあ?すごいわね。」
何と先生が僕の股間を凝視して・・・
そして服の上から握ってきた!
「太いわね。ひょっとして・・・生徒会役員に選ばれたのはこれのおかげかしら?」
先生は僕のズボンを開こうとする。
「わわっ、先生っ!」
僕は慌てて先生の両手を抑えようとするも、器用にベルトを解除され、ズボンの前を空けられてしまった。
トランクスを破らんばかりに、僕の勃起したものが突きあがっているのが、先生の眼に入ってしまった。
「あら?私にHなことをされるのは嫌?」
「い、いや、そんなことはないです、でも…」
「でも?」
そう聞かれるが、返す言葉が見つからない。
「ここでするのが恥ずかしい?」
僕は黙って頷く。
「大丈夫だよ。もう今日は誰も来ないから」
そう言いながら、守山先生は僕の股間を優しく撫で続ける。
「こういうことされるのって、初めて?」
また、黙って頷く。
…こういうときに何も言えないのは、女性と話すことに慣れておらず、そういう経験もあまりなかったからだろう。
「そっか…」
先生は何かしみじみした感情で呟く。
「私、嬉しかったんだ。渚ちゃんの弟くんが、ここの学校に入って、しかも生徒会の役員になって…それだけでも、なんか、運命感じちゃったんだ」