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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 12

「じゃあ、次は曽根さんと穂積くんで一戦交えてみる?」
守山先生が言う。
「いいですねー。見てみたいなぁ」
長森さんも。
「へへっ、面白そうだなー」
梓さんも乗り気だ。

…断れる雰囲気はなさそうだ。
もう一度道着を身につけて、竹刀を持ち、梓さんと相対する。
「さあー、どこからでもかかって来い、樹」
正直、梓さんの実力はわからない。
しかし、かなりの力を持っていそうなオーラはある。
誉先輩のときよりも緊張感が増した。

…その対戦であるが
梓さんは想像以上の力の持ち主だった。
定期的にここには来るのだろうが、正規の部員ではないのでそれほどではないと思っていたのだが。
身のこなしといい、動き方といい、素人ではない。
こちらの攻撃も難なくかわす梓さん。
僕も梓さんに負けまいと攻撃をかわしていく。

「なかなかやりますね」
「樹こそ、余裕ありそうだな」
…梓さんも余裕っぽいけど。

「…何あの2人」
誉先輩以下、周りの方々は僕らの打ち合いに唖然としていたのは別の話…

そのまま決着はつかず、時間だけが過ぎていってしまったため、守山先生が止めて対戦は終わった。
「ふぅ」
梓さんが道着の面を取る。

「やるじゃん、樹!期待してるぞー」
「ああ、まあ、ありがとうございます」
梓さんが満面の笑みで言うので、少し照れる。

程なくして、練習が終わる。
皆が帰った後、剣道場は守山先生と僕の二人きりになった。

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