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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 119

どぴゅっ!どぴゅっ!どぷっ…
上り詰めた熱い塊が、たちまち蜜恵さんの顔を汚していく。
「あ、ああっ…」
「す、すごいね…樹くん…こんなにいっぱいでたぁ…」
「み、蜜恵さん…ごめん…」
「樹くんが謝ることじゃないよ…私がこれを期待してやったことなんだから」
蜜恵さんはニコリと笑って、顔についた僕の精液を指で拭った。

僕の精液で汚れた蜜恵さんの顔と身体をティッシュでふき取り、服を着なおす。
蜜恵さんはシャワーを浴びに部屋から出て行った。

…一人になった部屋でふと考える。
面と向かって告白されたのは、これが初めてだったのだ。
それに対して、曖昧な返事しか出来なかった僕は、何と心の小さい人間だろう。

…もしかしたらこの先、蜜恵さん以外にもこうやって来る人がいるのだろうか?

そう思いながら、時間は経ち、日は変わって行く。


―別荘合宿最終日

一部参加者念願のプライベートビーチを楽しむ日である。
幸い好天に恵まれ、朝から太陽が照りつける中、皆で海に繰り出した。

「広いねぇー!これホントにプライベート?」
「まあ他に来る人間がいないってことで、結果的にプライベートって感じですかね?」
歩さんに対し、茜さんがそう答える。

「さあさあ、思う存分楽しもうぜ!」
梓さんの言葉に続き、皆が着ていたTシャツやパーカーを脱ぎ捨て、ビーチに向かって駆け出す。

「みんな元気ねぇ」
「子供に帰ってますね」
それを見守るあやせさん、その隣に真希さん…あ、真希さんは違うのね。

「あんまり日焼けするのはね…樹くん、手伝ってくれるかしら」
パラソルの下に敷いたシートに寝転がり、真希さんは僕にオイルを手渡す。
黒のセクシーな水着。いかにも真希さんらしい。

視界の隅、祐くんと亜里沙さんの姿。

亜里沙さんは麦藁帽にパレオ付の白ビキニ、締まったモデル体型の控えめボディが眩しい。
長身の細マッチョで嫌らしくない程度に割れた腹筋胸筋、それなりイケメンの祐くんと並んだ姿がまた絵になる訳で。
遠目に見るとデートを通り越して逢い引きの類、例によって彼女が刀袋を携えているのを除けば。

鼻の下を延ばしている祐くんは生きて帰れるのだろうか、僕が真希さんの背中にオイルを塗り足そうとした所で二人の姿が消えた。
僕がどれだけ剣道に打ち込もうと常人であり、SAMURAIやNINJAのKARATEを目視するのは難しい。
というか最近、何だかんだで何時も一緒だよな、あの二人。

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