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生徒会日和。
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和。 115

「えへへへ」
相変わらず可愛い天使スマイル。
しかし…って、さっきより服の胸元が緩んでませんか?

「夏休み前のロッカーの話、樹くんがすぐに動いてくれて嬉しかったな」
「ああ、そんなこともあったね…」
「私ひとりが意見したところで、通らないって思ってたから」

「いや、生徒みんなの意見に応えるのが、生徒会だからね」
「樹くんは真面目だね」
…中学の頃は堅物だとか言われてたけど、真面目…か。
悪くはないな。

蜜恵さんが立ち上がり、後ろのベッドにダイブする。
「広〜い、大き〜い!!」
…いやもう、何なんですかこの可愛い生き物は。

ベッドの向こう窓の外、庭先では亜里沙さんが据え物斬りの稽古をしていた。
一挙動で唐竹や巻藁を二つ三つまとめて両断する見事な業前。
…いやもう何なんですか、あの可愛らしい生き物は(棒読)。

うん見なかった事にしよう、僕は何も見ていない。
クリティカルヒットだとか出せちゃいそうな首狩りウサギなんて実在しない。

そうだ僕の視界に映るのはよく人に懐いた卓上ウサギだけ。
僕はベッドでモフモフ戯れる蜜恵さんの姿に癒されていた。

シャツの両肩がずり落ちて、鎖骨の素肌がこれまた眩しい…ってえーとそのちょっと待って下さい。
そういう状態になって素肌が出るってどういう事ですか。

よくよく見れば膨らみ左右の頂点が、小さくぽちっと膨らんでる様な、つまりそのつけてない。

緩いです。ついでに頭のネジまで緩んでますか。
「へへへ…樹くん、どしたの?」
笑顔で小首を傾げる蜜恵さん。
ああ、その無邪気な姿がなんというか、もう。

「樹くんもこっち来て、一緒に寝ようよー」
…それはどういう意味で言ってますかあなた。

…まあでも、少し疲れたのは確かだからなぁ。
特に性的な意味もなく、僕もベッドにゴロンと横になる。

うん、広い、柔らかい、気持ちいい。
昨日も梓さんと致した後とはいえぐっすり眠れたからなぁ。

…?
いきなり視界が真っ暗になった。
気を失ったわけではない。
何かが僕にのしかかってくる。

「樹くん♪」
…蜜恵さん、アナタ、何をする気ですか。

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