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腕輪
官能リレー小説 - 学園物

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腕輪 16

明伸は鈴香の手を取りオナニーを中断させる。
そして、ふと鈴香の秘部を覗き込んだ時・・・そこに光る物がある事に気付いた。
それはラ○アに付けられた銀のピアス。生い茂る陰毛で見えなかったが、普段の鈴香から想像すらできない物がそこには確かにあったのだ。
「母さん・・・これは?!」
「これわぁ・・・健一さんのぉ・・・奴隷の証なのぉ・・・」
貞淑そのものに見えた鈴香から出た思わぬ言葉・・・鈴香は明伸の義父健一の名を口にした時、恍惚とした表情を見せた。

・・・鈴香に事情を聞くと、話はこうだった。
明伸の義父健一は5年前に死んでいるが、鈴香とはかなり年が離れていた。
鈴香が小学生の頃に、鈴香の両親は多額の負債を抱え、両親は資産家の高田家に文字通り鈴香を『売った』のだ。
そして鈴香は高田家に入ってすぐ、20歳以上年上の健一に奴隷として調教される事となった。

そして健一は死に、鈴香は深い悲しみに陥った。
数週間後、鈴香はいつものように二人に笑って見せてはいたが、暇を見つけては健一を思い出し、オ○ニーをしていた。最近はオ○ニーをする事も無くなったが、明伸が健一のように振る舞ったため記憶が蘇ったのだ。

明伸から見れば二人は歳こそ離れてはいたが、仲のいい夫婦だった。それは近所の人も認める鴛夫婦だった。
まさかそれが裏では主従関係結んでいたとは、明伸はまだ納得出来なかった。しかし、鈴香の健一への思いはさらに爆発する。
「健一さん…どうして死んじゃったの!?健一さん!」

「母さん…どうしたの!?」
鈴香の健一への強い思いが一気に膨れ上がり、暴走し始める。明伸は鈴香に駆け寄るが鈴香によって撥ね除けられてしまう。
「健一さん…私を独りにしないで、健一さん!」
鈴香の思いが邪魔をし、中々鈴香に近付く事が出来ない。しかし、いつもの鈴香に戻ってほしい明伸は意を決して鈴香に近付いた。
「母さん!」
「嫌っ!離して!」
明伸は鈴香の肩に手を置くが鈴香の抵抗は続く。それでも明伸は鈴香に声を掛ける。
「母さん、確かに父さんは死んだ。でも今は僕が居るじゃない!?」
「嫌っ、健一さん…健一さんっ!」

「母さんっ!!」
「!!」
突然の大声に鈴香は驚き、一瞬動きが止まった。明伸はこれを見逃さず、鈴香を強く抱き締めた。
「あっ…」
「母さん、父さんの事を忘れろとは言わない。でも、今は僕を見て!僕が母さんを守るから…ずっと側に居るから!」
明伸の気持ちのこもった言葉を聞き、鈴香は思いを発散仕切ったのか、大声で泣き出した。
「うっ…ひぐ…うわあああああんっ!!」
明伸は泣いている鈴香を優しく包み込んだ。いつも優しく接する反面、裏ではこんなに悩んで苦しんでいる鈴香を絶対不幸にしないと明伸は心に誓った。

鈴香は健一を夫として愛していた。
それ以上に主人として忠誠を誓っていた。
そして、健一に薬等を投与され超の付く淫乱な身体にされ、健一の調教によって変態的な性癖を開花して、身も心も奴隷としてしか生きられなくなっていた。
只、健一は鈴香を淫乱痴女奴隷に育て上げたが、普段は清楚で貞淑な妻や母として振る舞うようにさせていた。
しかし、奴隷として扱われない欲求不満が鈴香の心を締め付け、歪みが現れ始めた所で明伸とこうなった為に感情が爆発したのだ。

鈴香は涙で濡れた目で明伸を見詰める。
「これから、明伸が・・・あたしのご主人様になってくれるの?」

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