新しい性活 42
「できることのバリーションは多いほうがいい。でないと、すぐ飽きて倦怠期になったり、他の異性に目移りして破局だな」
「例えば、ローションがあるだけで、こんな事もできるの。スマタっていって、直接入れなくてもお互い気持ちよくなれるの」
こっちもドラマのラブシーンや官能小説の抽象表現よりもダイレクトに伝えようとしてるのだから、ちゃんと見て学んでほしい。二人には後でやってみせてもらおう。例えば、逆上がりだって、最終的には本人ができないと教えた意味がない。
そんな事を考えてると、姫野さんが自分の股間にローションを塗って騎乗位風の素股をしてくる。
気持ちいい…自分達の快楽のためではないとはいえ、初経験のローションプレイは想像以上の快感を僕にもたらした。
さっき自ら言ったことだが、もし、姫野さんと同室だったときからローションプレイを始めていれば、もしかしたら、飽きたとか思わなかったかも、知れない…いや、僕は今、真紀さんと仲良くなるんだ!離れて、よかったんだ!
僕は快感の中そう自分に言い聞かせながら、二人の方を見た。
椎名さんはもう、目をふさぐ演技は止めて興味津々で僕たちを見ていた。
ほんとうに、気持ちいい…すぐにでも、出てしまいそうだ…
"ねえ、あと、何をやる?"
"我慢できないなら、出しちゃっていいよ"
二人に聞こえないように小声で話した。姫野さんは正確に僕の状況を読みとってくれた。
次の瞬間、僕の液は発射され、僕の腹から胸くらいまでに広がった。
これには、さすがに椎名さんは一瞬目を伏せた。
それでも、姫野さんは直ちに立ち上がって、僕の上からシャワーをかけ、自らの股間にもシャワーをかけながら
「じゃあ、次、キミたち、やってみる?」
と不動君椎名さんに明るく声をかけた。
「あ、雄馬君、早く起きて、それ洗うの手伝って」
僕は手早くマットを洗って、不動くんに視線を移した。
「あ、あの、椎名さん、さっきの、やる?」
椎名さんは、視線を伏せ、しばらく何も反応しなかったが、その後、こくりと頷いた。
「あ、じゃあ、椎名さん、これどうぞ!」
姫野さんが明るい声でローションを渡す。
不動くんは、苦戦しながらマットの上に横たわった。その場所は、もちろんそそりたっている。