新しい性活 1
僕、種元 雄馬(たねもと ゆうま)は今日、全寮制私立校、海峰学園に転校して来た。
「広い敷地だな。寮はこっちで良いのかな?」
無駄に馬鹿デカイ校舎の前を通り過ぎて寮へと向かう。
「あったあった…」
「あの、もしかして種元君?」
「…はい?」
声をかけられたので振り向いてみると、年の頃20代末〜30代前半といったエプロン姿のお姉さんが立っていた。
「あぁ、やっぱりそうね。私はこの寮の管理人、家守 真紀(やもり まき)よ。よろしくね」
「あ、種元 雄馬です!これからお世話になります!」
僕は管理人さんに挨拶しながらも視線は彼女の大きなオッパイに釘付けだった。
(で…でかい!これは確実にHカップ…いやIカップはある!)
「あなたの部屋に案内するわ。付いて来てちょうだい」
「…あぁ!は…はい!すいません!ごめんなさい!」
「どうして謝るの?面白い子ね…ふふふ」
「いやぁ…その…あはは」
僕は笑ってごまかした。
寮はエレベーター付きの五階建てで、僕の部屋は最上階の五階にあった。
「着いたわ。ここがあなたのお部屋よ。もう荷物は届いてるわ」
「ありがとうございました」
「どういたしまして」
そう言うと管理人さんは僕に背を向けて戻って行った。
(オッパイも大きいけどお尻も大きい…あれは思春期の男子にはたまんないよ)
などと不謹慎な事を考えながら僕はドアノブに手をかける。
ガチャ…
「……あ」
ドアが開いた瞬間、僕の時間が停止した。
目の前に信じられない“もの”があった。
僕と同い年ぐらいの全裸の女の子だ。
流れるような黒髪ロングヘア、パッチリとした二重まぶたの瞳に整った目鼻立ち、体型はスレンダーだがオッパイはGカップはあろう巨乳でお尻も大きい…
「……」
「……」
僕は現状を受け入れるのに数秒を要した。
彼女の方も僕の顔を見てキョトンとしていた。
だが、その顔は見る間に真っ赤に染まっていき、目はつり上がっていった。
やばい!
「ヘ…ヘンタアァァ〜〜イ!!」
次の瞬間、パアァーンッという小気味良い音が響いて僕の頬に見事な紅葉が咲いた。
「ご…ごめんなさいぃ〜!!」
僕は頬を押さえながら慌てて部屋を飛び出した。
「ど…どうなってんだ!?まさか管理人さん、部屋間違えたんじゃあ…」
振り返って入り口を見てみると『姫野・種元』という標札が掲げられていた。
「あ…相部屋…」
「もう、部屋に入る時はノックぐらいしてよね。いきなり開けないでよ」
「ご…ごめん。てっきり一人部屋だとばかり思ってたもんで…」
あの後、僕は部屋に入れてもらえて、ルームメイトの姫野さんという女の子と話している。
「まさか男子だったとはね。“ゆうま”って名前だけ聞いてたから女の子かと思ってたわ」
「雄の馬って書いて雄馬(ゆうま)って読むんだ。改めてよろしく」
「私は姫野 菖蒲(きの あやめ)よ。高等部の生徒会長をしてるの。よろしくね」
「“ひめの”じゃなくて“きの”か…。ところで、この学校では男女の相部屋って良くあるの?」
「珍しい事じゃないわ。ただし、生徒同士の恋愛は禁止だからね。不純異性交友がバレたら退学よ」
「えぇ〜…」
何という飼い殺し…。
その夜、僕はなかなか寝付けず、ぼんやりと考え事をしていた。
(今までは転校ばっかりで、あんまり友達出来なかったけど、今度こそ良い学園生活が送れると良いなぁ…)
そんな事を思っていると、二段ベッドの上の段…姫野さんの寝ている方から何やらゴソゴソという物音と変な声が聞こえて来た。
「…ん…んん…んぁ…」
(…何だろう?寝言かなぁ?)
「はぁ…はぁ…あ…あぁん…良い…気持ち良いぃ…」
(えぇっ!?こ…この声って、もしかして…!?)
そう、彼女は僕が居る事を忘れてオ○ニーを始めたのだ。
今までずっと一人部屋だったから油断していたのだろう。