新しい性活 43
「ありがとうございます!」
椎名さんは多分頑張って姫野さんの目を見てそう言った。
そして、直ちに自ら、さっき見て学んだようにローションを必要なところに塗って、マットにつかまって不動くんの上に乗った。
「あっ…」
不動くんはその瞬間にそんなことを言った。
そして、椎名さんはさっき見て学んだことを生かして動き始める。
「あぁ、椎名さん…すごい、すごい、気持ちいいよ…」
「ほんと、よかった!」
はじめは遠慮がちだった椎名さんだが、不動くんの反応とともに自信を持って動いていく。
そして、ほどなく、不動くんの液は発射された。
「ごめん、気持ちよすぎてもう出ちゃった…」
申し訳なさそうな不動くんに、姫野さんが言った。
「経験積めば大丈夫だから。椎名さんも嬉しかったんでしょ?」
「私で不動君が気持ちよくなってくれたんだから、嬉しいな」
花のほころぶように、ニコッと椎名さんが微笑む。
「不動君はまだ元気そうね。雄馬君も。次はどうしよっか?」
「…パイズリ…してみたいです」
椎名さんが、おずおずと切り出した。椎名さんだってそこそこ胸は大きいし、パイズリはできそうだ。
「なるほど」
姫野さんは、ゆっくり歩いて少し移動し、改めて講師的に、僕たち3人ともを視界に入れて話し始めた。
「椎名さんは、パイズリってどういうイメージ持ってる?」
椎名さんは、一瞬言葉に詰まったが、その後は少しずつ話し始めた。
「あの、女性が…こう、男の人の…ソレを…」
椎名さんは不動君の男根を指しながら続ける。
「胸に、挟んで…その、気持ちよくなって、もらう、ことです」
「そう。それには、二種類あるの。女性が動くことと、男性が動くことと」
「どう…違うんですか?」
椎名さんが可愛く小首を曲げている。どう違うのか、本当にわからないようだ。
「そうね……女性が動く場合は、相手の男性を気持ちよくしてあげる、尽くしてあげるためであることが多いかな。男性が動く場合は、気持ちよくなりたくて女性のおっぱいを楽しむっていうか…でも、独りよがりで乱暴な動きになってしまいがちだから、男性が動くパイズリはあまりお勧めはできないかな」
僕も、姫野さんの意見には共感できた。男が動くパイズリって、何というか乱暴なイメージがある。