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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 38

「種元くんに初等部を案内する時は梨沙も紹介すればいいんじゃない?」
「そうですね」
真紀さんと大滝先生から初めて聞く名前が出てきた。

「草野梨沙…私の親友でね、初等部の先生やってるの」
「真紀に負けず劣らずの巨乳だからねー、種元くん絶対タイプだと思うよ」
「いや、そんな…」

「紹介してあげてもいいけど、種元くんがいい子がどうか確認しないと」
「テストの点はいくらなんでも、急に上げるのは…」
色白に黒い下着の大滝先生はどうも冷たい印象がしてドSに見えてしまう。
「そっちの点数は、今度からおまけしてあげる。真紀のこと、いろいろお手伝いしてるみたいだし」
「おおっ、先生が天使に見える」
真紀さんに近づくために委員になったのに、英語の成績まで良くしてくれるならありがたい。
「今は先生じゃないわ、あかねさんでしょ」
「す、すみません」
「ダメよ、誠意が感じられないわ」
「朱音先輩、まだ仕事がありますので…ちょっと失礼します」
「真紀さん」
 あかねさんは僕の隣に、温もりが感じられるくらいの近くに来た。
 「今は、私は先生じゃない。君も今は生徒でないことにしよう。校則は気にしない」 
 「はい、ええと、あかねさん、もしかしてもう酔ってませんか?」
 「そうよ、悪い?」
 「いえ」
 「君のことも、雄馬くん、って呼ぶよ」
二人きりになったとは言え、あかねさんは豹変にも等しい反応だ。
この寮という施設は大浴場や食堂をも擁する大きな建物だが、このスタッフエリアだけが隔絶されてのも大きく影響してそうだ。
校舎だと、教室や廊下は生徒の目、職員室では同僚の目があるから比較的いいポジションにいないとなかなか肩の力を抜けないのもあるかもしれない。
背も低く薄い体に内部進学組という派閥の看板を背負ってこれまで歩んできたのだろう。しかし、小柄にしては出るところはでているので大人の威厳は保てている。
それに、真紀さん程下着選びも大変でないから、下着もより自己演出に向いたものが買えて僕を圧倒できると思いこんでいるのだろう。
「親しげに呼ばれても、急に親しくなれるものですか?歳だって離れてるし」
まだ真紀さんとセックスできてないだけで、英里奈たちとは簡単に肉体関係に及べるから、特に飢えてはいない。これも、単なる全寮制の海峰学園という単語からは絶対に想像もできない状態だ。
「君は、私が分かりにくい授業をしてろくに点数もくれない嫌な女だと思ってる。こうして…二人きりにならないと、そんな気持ちのまま卒業するつもりだった。違う?」
「さっき、教師であることは忘れろって言ったじゃないですか」
「でも、もし同じ英語教師でも金髪で爆乳なら、雄馬くんの反応や態度は違ったはず。それに…嫉妬してしまうものだ、真紀に」
「それで、僕にどうしろと?」
せっかく彼女の大人っぽさや可愛い部分が見えたと思ったら、やっぱり色々とこじらせた年上女だった。真紀さんとの楽しい時間を奪われたばかりか、ネガティブなオーラに飲み込まれてしまいそうだ。

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