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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 36


「僕は、真紀さんに近づきたい一心でいろいろ頑張ってきたんです」
「そんなこと言っても、昔ほど影響力がないはずの男子が理事長と対談できるんだから、私なんかよりも美人を狙ってるんじゃない?」
「寮でよかったと思えるのも真紀さんのおかげなんです!」
気分も雰囲気もあったものではないけど、僕は本音を明かす。
「お酒飲んで口説くって、大人になったつもりでも、お姉さんには通じないよ」
「酔った勢いで言ってる訳じゃ…」
「飲ませた責任もあるから、見殺しにはしないよ。もう、こんなになってるしね」
真紀さんには軽くあしらわれているようだが、思ってた以上に慈悲深くて豊満な胸を背中に押し付けて手コキで一発抜いてくれた。
 「ありがとうございます。感激です。これで今日はぐっすり眠れます」
 「スキンシップよ」
 後ろなので真紀さんの表情は見えないが、真紀さんはそう一言だけ言って去っていった。

 真紀さんに、出してもらったんだ。
 僕は幸せに浸りながらゆっくりその場所やタイルを洗い流して風呂場からでた。

 さっきの部屋にはもう布団が三つ敷かれていて、あとの二人はもう寝ていた。
 僕もあいている一番入り口に近い一つの布団に入って、すぐに眠りに落ちた。


 翌朝、目が覚めたら、真紀さんも英里奈ももう起きていた。
 「おはよう」
 「おはよう、ございます」
 不思議な感覚。

 「種元君も、顔洗って着替えたら、よかったらこれ貼るの手伝ってくれない?」
 僕達はスタッフに準ずる扱いになったことが改めて頭に蘇る。でも、それも真紀さんの近くにいることになるのだからむしろうれしい。
 「はい、お手伝いします」
 僕は真紀さんが持っているポスターを見た。
 『寮則改正』
 施行日は、大規模部活が男女とも元男子風呂を使うようになる日と同じ日だ。
 『概要:
1、共用スペースでの下着姿や裸禁止->削除
2、異性専用スペース立入禁止->削除』

貼る側としては知らないでは済まされないし、女子の数と影響力が勝る環境なので、新たな寮則はすぐに広まるだろう。
委員の地位も上がった上に、改正でどこまできるかを示すために、率先して動くことが求められる。
英里奈と絢子と一緒に女子トイレに入ったり、進んで混浴化をアピールすることとなった。
裸と下着姿の公認は不思議と女子からの評判も良く、風呂上がりに下着やバスタオルだけで寮内をうろつけることはリラックスできていいらしい。
「せっかくスタッフエリアのバスルームも使えるようになったのに」
「もし雄馬が童貞だったら、抵抗なく私達と一緒にお風呂に入れた?」
「そもそも、最初が3Pってのもレアだし、英里奈とだけしたのも最近だし」
「なら、私とも近いうちにお願いしますね」
「絢子ったら」
以前以上に好き勝手なことを話せるのも、スタッフエリアに入れるからで、立ち聞きされる心配も無用だ。
「種元君」
「はい、真紀さん」
英里奈が茶道部に行ってる間は、スタッフルームでは二人きりだ。
「寮には先生が泊まりに来る事があるのも、知ってる?」
「仕事が忙しいときとか、行事の前後とかですね」
本来、寮内にいる大人は真紀さんだけでいいと思うけど、仕方ない時もありそうだ。
「それ以外もあってね、夫婦喧嘩したときとか、家に義父母が遊びに来た時はここに逃げ込んでくるの」
「ホテルより手頃だし、一応職場の敷地内ですからね」
生徒だけでなく教師も女性が多いので、寮に来たら愚痴を肴に真紀さんと飲んだりするのだろう。
人妻も経産婦もストレスが溜まることもあるらしい。

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