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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 18

「じゃあ、更衣室もですか?」
「それは元々あまり区別なかったね。小学校の頃のノリに逆戻りって感じで。水泳のときは残るみたいだけど、お風呂も一緒になるからね」
「よく男子だけの場所は汚いと言うけど、清掃や換気の問題で…元来女子のほうが汚い。君はあちこちに落ちてる髪の毛をどう思う?」
「そこまでは…」
「ここはスポーツに力を入れてないし、そんなに厳しくもない。男女の区別が曖昧になってくると、女装や男装する生徒も出来てきそうだ」
「服装の問題なら、周囲に迷惑をかけなければ問題ないです。同性愛を前面に出されると男子より少数派なのでのけものにされるでしょう」
「施設の使い方だけの話で済むだけ平和なんだ。学校によっては喫煙や賭博、禁制品の持ち込みとかありそうだし」
「そうですね」
各自思惑は違うけど、二人の女子がいろいろ動いてくれそうなので、僕は管理人さんに報告するというポジで狙い通り彼女と接点が増やせそうだ。
問題は起きないと思う反面、一応生徒指導部とも接点を保つ必要もあるだろう。確か、男子にはあまりうるさくない女の先生がいたので、その人に話を通しておけばいい。
 江藤先輩はプロジェクターをセットしていた。
「いい状態を作って、維持するために『5S』という考え方がある」
「ゴエス、ですか?」
 一同、初耳だった。
「整理、整頓、清掃、清潔、躾、の頭文字を集めた言葉だ。俺はある企業に研修に行かせてもらったよ」
 プロジェクターは、その5Sの考え方や、それを実現するための具体的な事例を次々と映し出した。

 「なかなか細かいですね」
 「いきなりできそうにないです」 
 「だんだん目指していければいい」
 不安げな一堂を見て、江藤先輩は続ける。
 「ルールでギスギスするのが目的じゃないから、あくまで、みんなが気持ちよく過ごせるようにするのが目的だから、他にあいさつ運動とかもやっていたよ」
 その後もいつくか、質問と回答が続いた。緊張している山田君以外は三人発言した。
 本題が一段落したところで、僕は最初からちょっと思っていたことを思い切って尋ねてみた。
 「江藤淳先輩」と聞いて、最初は男か女か分からなかった。ここの男女比から考えると女の先輩かなあ、と勝手に思って、男の先輩が来てちょっと内心驚いていたのだった。
 「あの、失礼ですが、淳さんっていう名前、女性と間違われることはありませんか?」
 「おお、よく間違われるよ。例えば中等部入って寮の部屋に入って女性の先輩がいたときは、また間違われたか、って思ったよ」
 やはり。
 女性の先輩との同室。すると、先輩も僕と同じような経験をしてきたのだろうか?でもそう言う話題は榊さんは嫌いそうだ。
名目上はこの先輩をリーダーということにすればいい。もし活動が批判を呼んでも彼の責任にすれば済む。
僕の思惑は管理人さんと親密になることだから、マナー委員はそのための道具でしかない。
でも、榊さんもいい胸をしている。一度一緒にお風呂に入ってみたいものだ。
「まずは掲示板に啓発ポスターを貼りましょう」
「寮生全体へのメッセージですね。できれば達筆な方がいいでしょう」
「それでしたら、お任せを」

榊さんが胸を張る。
やっぱりいい巨乳だ…って、そこしか見てないと思われるからやめよう。
先輩とは今後もこういう話をする機会を作ろう、と言って別れた。

「あの、種元くん」
先輩と別れ、声をかけてきたのは意外にも木南さんの方だった。
彼女もよく見ると豊満な胸だと思う。それに可愛らしいし。

「この後時間ある?」

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