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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 15

 「う〜ん」
 僕はちょっと照れ笑いした。

 しかし、現実問題として、それってどんな人間関係になるのだろう…半分笑って、半分不安になる話だ。

 姫野さんはかばんから何枚かの書類を取り出した。
 「学校側の文書、さらっとしか読んでなかったけど…」
 姫野さんはしばらく無言で書類をめくっていた。

 「うん、やっぱり、学校側はなるべく男子をばらけさせたいみたい。だから男子2、女子2、っていう部屋はたぶんできない。それで学年はもちろん、中一から高三まであるうる…さすがに構成の全く違う初等部の寮とは混ぜられないみたいだね」
 「そうでしょうね」
 初等部、と聞いて一瞬いくつかの意味でドキッとしたが、そこはほっとした。

 「…それで、これを機会に相談しておこう。ルームメイト候補なんだけど、沢城さんを呼ぶのどう思う?」
「いいと思う。僕も彼女…沢城さんと一緒がいいと思ってた。姫野さんがそう言うなら」
「大丈夫。こっちの権限でなんとかなる。沢城さんも雄馬くんと私とだったらいい返事をくれると思う。あと一人は彼女のお友達が理想かな」

4人での寮生活を想像してみた。
それはもう、充実したものだろう。

「姫野さん」
「ああっ、もう、雄馬くん、好きなんだからぁ」
姫野さんの背後からおっぱいを鷲掴みにした。

 その流れは、僕が、今度は上になってもう一度出すまで止めることができなかった。

 その後いつものヤッタ後のように軽く服を着て姫野さんとは別々の大浴場に行く。

 湯船の端の方から僕は現男子風呂の全景を眺めた。もうすぐここは事実上の混浴になる。こっちを使わなくてはならなくなるバレー部や吹奏楽部の女子はクラスメートにも確か複数いた。どんな感じになるのだろう?
“使える洗い場の位置は一応は決まっている”というからある程度ついたてとか作るかもしれないけど、同じ風呂である以上、互いに見えることはあるはずだ。

 そして、僕は姫野さんと沢城さんとその友達のルームメイト4人でここにくることも想像した。それはもう、自然に並んで洗い場に座り、自然にいっしょに湯船に入るだろう…

 僕は、いろいろ楽しい想像をして、湯船から上がりにくくなってしまった。
 こんな大きくなったモノ、今入っている男子達に見られたらちょっと恥ずかしい。何で勃ってる?って思われる。
だからというわけではないが、ちょっと後ろめたいことも思い出していた。
 その後ろめたい話、部屋に戻って、姫野さんが風呂から戻ってきたときに持ちかけてみた。

 「実は、沢城さんのことだけど…山田君と沢城さんがもっと仲良くなったらいいと思ってるんだ」
 「そうねえ。沢城さんも、わざわざ一緒にお風呂入る相手に選んだんだから、何とも思ってないわけではないと思うし」
 「だから、沢城さんと山田君こそルームメイトになったらいいんじゃないか、とも思って。もちろん僕個人としてはとしては沢城さんルームメイトになってほしいけど」
 「うーん、今の状況だと、山田君逆に緊張しちゃうかも。だから、近くの部屋になるように工作して会いやすくしてあげよう、くらいがいいかなあ」

少し視野が狭かったみたいだ。別に入浴中でなくてもセックスはできる。
学校の行事や寮内の規則は姫野さんが把握している。寮では秩序維持のために生徒会役員に権限がある。
先生もいつも見回りは大変なので中間支配として利用されてるようだが、消灯以降も自由に移動できたりと旨味もあったりする。
山田君と沢城さんには土曜の校舎や日曜の寮とか比較的ゆるいムードの時を活用すればいいと教えてあげればいい。
僕は姫野さんのお気に入りだから割と自由だし、後はマメに管理人室に出入りできれば管理人さんと仲良くできるだろう。

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