新しい性活 14
「ああっ、すごい、ナカでどんどん大きくなってるよおっ!」
「姫野さん、僕も…」
「いいよ、一緒に、すごくいいの、ああああっ!!」
姫野さんを突き上げながらその背中を抱きしめる。
あったかい。
その肌の温もりを感じながら、さらなる高みを目指す。
「あっ、イク、イっちゃう、イっちゃう!」
姫野さんが叫んだ。
「僕も、もう、イクよ!」
そして僕は大量の液を姫野さんへと噴き出していった。
僕たちはどちらかということなくカーペットの上に寝転がった。
「うまれてから、いままでで、いちばん、よかったあぁ〜」
姫野さんは心底そう思っているというような表情でそんなことを言い、僕にキスした。僕からも、キスして、僕たちはカーペットに溢れ出た2人の液を拭くのも忘れてしばらくの間何度も何度もキスした。
少し落ち着いたところで、僕はスマホを手に取って、四人で入るための貸し切り風呂の空き状況を見ようとした。
ブラウザで学校のサイトにログインすると学校の施設を予約できる。
「あれ『三人以上で利用のこと』って?こんなこと書いてあったっけ?」
四人で入るから関係ないのだが見慣れない記述がちょっと気になった。
「実は、二人で入って何かいけないこと…」
姫野さんはここでちょっとくすっと笑った。
「してる人がいるんじゃないか、って学校側が考えて規制したんだって」
しかしそこまで言った姫野さんはちらっと暗い顔をして俯いたように見えた。
そして、こちらに顔を向けずにゆっくりと立ち上がって部屋の中を歩き始めた。
「あのね、部屋替えが、あるんだって」
「ええっ!」
「でも、安心して。生徒会長権限で、雄馬君は、私と、同じ部屋」
「よかった」
「でも、さっきのお風呂の話と同じで、男女二人の部屋は無くしていくんだって。それで、三人か四人の部屋になる」
同室を続けられるのはうれしいけど、三人か四人部屋…もう、今までのように互いに裸になったりセックスしたりはできないのだろうか?
「でも、これも権限で、理解あるルームメイトになるようにする…このセイカツ、決して、無くさせは、しない!」
姫野さんは裸のまま、両手のこぶしを握って、遠くを見る目で決然と言った。
この「セイカツ」っていう言葉、なぜか僕の頭の中で「性活」という文字に変換された。
あの日偶然とはいえ姫野さんの裸を見てしまって、冗談のつもりの条件で致して、それからほとんど毎日。
おかげで僕は心身ともに充実した学校生活を送っている。
…ああ、学校の方は「生活」だね。
「4人部屋になるとしたら、内訳なんかは…」
「学年とかは分け隔てなく…もしかしたら男1女3ってのもアリだよ。雄馬くんはそっちがいいでしょ〜?」