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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 12

 「いいけど」
 姫野さんは後ろから絡みつくような動作をした。
 Gカップの感触が背中から伝わってくる。
 もう慣れたとはいえ、あの、初めてセックスしなかった夜の翌日、姫野さんに生理が来たりして、数日ご無沙汰だったのだ。
 今もそうだが、姫野さんはしばしば部屋の中で裸でいる。ブラやパンティーの締め付けから解放されるのが気持ちよく、高等部に来て一人部屋になったときから習慣になったそうだ。
 僕が初めてここに来て裸の姫野さんを見たのはそういう場面だった。
 “男子が来て、最初どうしようと思ったけど、すぐに裸を見せても大丈夫な関係になれてよかった”
 のようなことをあるとき言っていた。そんなわけで、姫野さんは今でもこの習慣を続けている。
 僕もそれを見て股間がボクサーパンツに締め付けられてきつくなったので、僕もしばしば部屋の中で裸でいるようになっていた。今もそう。
 「どこまで見せるの?」
 表情は見えないが、声からすると怒っている感じではなくおもしろがっている感じがした。
 「どこまでって?」
 「さすがに最後までは見せないでしょ」
 「そりゃあそうだ。ないとは思うけど告げ口されたら退学だ」
 これまで、沢城さんと初めて入ったときは姫野さんに口で吸われるところを、山田君と初めて入ったときは自分で出すところを見せている。
 「うん、僕が射精するくらいは見せるかな」
 「こんな風に?」
 姫野さんは後ろから、僕のその射精する部分を掴んだ。
 「あ、ちょっと待って、ティッシュ」
 「そんなに溜まってるの?」
 「そうだよ。何日出してないと思ってる?」
 確かに姫野さんの裸には慣れた。もう当初の高揚感は無い。でも、僕の中で精子が生産され続けることには変わりないのだ。
 僕の手がティッシュの箱へ届く前に、姫野さんはすっと僕の前に来た。
 「ねぇ、生理終わったからさ、挿れる?」
 「ええ?いきなり?」
 「私もね、雄馬くんのおかげで、オナニーしなくて済むようになって、助かってるんだよ」
「は、はあ」
「よし、行くよ」
 僕の返事を同意と解釈したのか、姫野さんはいきなり僕を抱き寄せて唇を奪って姫野さんの方から舌を絡ませつつ、多分手探りで僕のモノを掴み、見えないけどそのまま姫野さんの中に導いたみたいだった。
 向かい合って座ってのセックス。これは僕にとっては初めての経験だった。 

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