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新しい性活
官能リレー小説 - 学園物

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新しい性活 11

最近姫野さんから新しい情報が入った。男子風呂が廃止でなく新たな使い道である。女子は入って出るまでに時間がかかるので回転率が悪い。
そこで、大規模な部活のメンバーは男子風呂を使えという案が持ち上がった。知る限りではバレー部や吹奏楽部が該当する。
結局男子はなし崩し的に混浴になるそうだ。表向きには使えるロッカーと洗い場の位置は決まっているようだけど、そこは仲のいい女子とかが一緒だとどうにでもなる。
「女子と同じって言うけど、体操服なんか既に女子よりだよね」
「普通はジャージみたいな生地のハーフパンツだけど、ここではもっと短くてピチピチだし」
「生地もブルマみたいな感じらしい。伸びる生地のほうがいいのに」
僕は比較対象もないのであまり意識しなかったことだ。もしかしたら、不動君は山田君と違って股間が窮屈なのかもしれない。
 「バレー部や吹奏楽部の女子はみんなOKしたの?」
 「うん」
 「よくOKしたなあ」

 姫野さんはかばんから何枚かの書類を取り出した。
 「これまでに、中等部と高等部の男子全員が、すくなくとも1回は女子とお風呂に入って、特に問題行動はなかった、っていう、私たち生徒会本部の結論が結構説得力あったよ」
 姫野さんは書類の内容までは見せてくれなかった。僕や山田君や不動君の行動が書いてあるのだろうか??

 「それで、いつから始まるんだ?」
 「来週の月曜」
 「ずいぶん早く進めるなあ」

 僕は別のことを思い出した。管理人さんと一緒に入浴の作戦。これでは“山田君、これで簡単に沢城さん誘えるね”とか言われそうだ。作戦練り直さなくては。
ここは地味にお手伝い路線で行こう。管理人さんをフォローしながら接近する事で好感を得てあわよくば管理人室に入れれば、一気に距離が縮まる。
男子風呂を大きな部が使うなら、掃除とかも部員に割り当てられるから管理人さんの仕事は増えない。
姫野さんに色々尋ね、生徒がすることと管理人の仕事の割当について知る必要がある。
不動君や山田君と違ってルームメイトが生徒会長というだけでも情報が早くて有利だけど、なかなか肝心の決め手がない。
 「うーん、家守さんの仕事で困っていること…」
 僕は、管理人さんに近づきたいという動機を伏せて、管理人さんの役に立てたら、という感じで姫野さんに相談した。
 「ああ、最近談話室を散らかしっぱなしの人が多くて後で家守さんが片づけてるんだ、って聞いたことある」
 「うーん、それはちょっと心当たりある」
 例えば、本来洗って戻さないとならないコップをついついそのままにしてしまうとか。
 「気を付ける、だけでなく率先して片付ける、あと、呼びかけたりするよ」
 「それがいいよ。あとは…思い付いたら言う」
 「うん、頼むよ」
 「あと、貸し切り風呂ってなくなっちゃうの?」
 「なくならない。枠は狭くなるけど。でも、女子風呂混んでるから、と来ていた人はけっこう戻るはずだし、今までよりは予約取りやすくなると思う」
 「じゃあ、ちょっと背中を押したい二人がいるんだけど…」
 僕は、不動君と椎名さんの話をして、僕と姫野さんとで4人で入って、僕と姫野さんが問題ないくらいに仲良くすれば、彼らももう少しスキンシップ(ここは校則違反誘導かとか言われないよう言葉を選んだ)とか取りやすいのではないか、なので、協力してくれないか、と頼んだ。

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