PiPi's World 投稿小説

犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 81
 83
の最後へ

犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち 83

近づくとちょっとしたビルと代わり無い程の大きさでこれなら俺の牝犬達も全員が余裕で入れるだろう。
そして屋敷に入ると先ずは俺の前にホテルのロビーみたいな玄関が有りそこから左右に通路が伸びて部屋が数十も並んでいた。
更に中央の通路には食堂や風呂場等の共用スペースが広がっており牝犬達が不満無く生活出来るだろう。
そして中央通路の周りには二階と地下に行ける階段が有る。

「美和?」
「一階は牝犬達の生活スペースの様だが地下や二階は?」
「二階は龍太郎様や愛歌様そしてお二方の身辺を従う牝飼犬のお部屋が有り地下には色々な調教スペースがございます」
「まぁ・・・大体校長先生の屋敷とあまり変わらないなぁ」
「ええ・・・空き家だった先々代の校長先生の屋敷を半年かけて改修したのです」
「此処も元々は先々代の校長先生の屋敷だったのか・・・なら校長先生の屋敷に似てても可笑しくないかぁ」

俺は屋敷の内部やその経歴から美和は完全に俺や愛歌をこの学園に残留させたい気が満々の様である。
それはどうも俺や愛歌に従う牝犬達も同様らしく益々俺らの卒業しにくい状況に追い込まれていくのをヒシヒシと感じてく。
俺は全科目習得者が後に全員校長に就任している理由が何となく分かる様な気がしてきた。
そんな感覚を感じながら俺達は屋敷の内部を廻り続ける。
牝犬達にそれぞれの部屋を割り当て次に二階へと向かう。
先ずは俺の部屋に入ると一部屋だけで普通の家が仕切れる程の広さがあり巨大なキングベッドやちょっとしたSM道具もあって一日中部屋に居ても退屈する事は無いであろう。
そして俺の部屋に入った扉とは別に隣の部屋に直接入れる扉を開けるとそこは愛歌の部屋となっていた。
俺の部屋よりは狭いがそれでも相当広く俺は校長先生の屋敷で慣れていたが記憶が一部封印された愛歌は

「えっ・・・こんな広い部屋が愛歌の部屋なの・・・」

とその広さに驚くばかりだった。
まぁ・・・封印された記憶の中には校長先生による調教もあったからこれ位の部屋にも居ただろうが・・・
でも今の愛歌は自分の部屋が広すぎてもう呆気にとられ続けていた。
すると愛歌の部屋が廊下と俺の部屋に繋がる扉以外にもう一つ有るのに気づく。
それは愛歌も気づいたらしく理由を美和に聞いてくる。

「ところで美和さん?」
「何でしょうか愛歌様?」
「この扉は何処に繋がってるの?」
「ああ!これは俺も気になっていたが」
「あれは愛歌様付きの牝飼犬の部屋に繋がっております・・・牝犬には牝犬特有の問題があってその為に愛歌様付きの牝飼犬が何時も側に居るのです」
「なる程ねぇ」
「様は男じゃ分からない女の問題て訳だな」
「まぁ・・・そう言う事です龍太郎様」

まぁ女・・・もとい牝犬には男では分からない問題も有るから愛歌専門の牝飼犬が必要となると言う事だ。
すると俺はある事を思いつき

「あっ!そうだ・・・綾美と仁美はまだ其処に居るよなっ」
「はい!龍太郎様」
「龍太郎様!何の御用でしょうか?」

と俺はまだ部屋の決まって無い綾美と仁美を呼んで綾美と仁美は直ぐに返事を返す。
俺は綾美と仁美を呼んだのはある事を思い出したからだ。

「綾美と仁美は確か学年で言ったら俺と同じだよな」
「はい綾美は龍太郎様と同じ歳です」
「仁美も同じでなります」
「て事は・・・共に愛歌と同じ学年でもある訳だ・・・なら綾美と仁美は愛歌付きの牝飼犬としよう」

そう俺は綾美と仁美を愛歌付きの牝飼犬に指名したのだ。
理由は単純に愛歌と同い年だからに過ぎない。
だが美和は少々不満らしい。

「龍太郎様!」
「どうした美和」
「この牝犬二匹は牝飼犬になってまだ日が浅く愛歌付きには荷が重すぎます」
「いや日が浅いから良い・・・考えて見れば愛歌も筆頭牝犬になったばかりである意味綾美や仁美と変わらないし同い年なら良い組み合わせになると思うのだがどうだ?」
「まぁ龍太郎様のお考えなら・・・」
「なら決まりだ・・・レナ姉?」
「はい何りゅうちゃ・・・じゃ無かった龍太郎様」
「愛歌には美和が見るのなら綾美と仁美はレナ姉が牝飼犬としての心得を躾てくれないか」
「龍太郎様のご命令とならば」

と俺の命令で愛歌付きの牝飼犬を綾美と仁美に決まったのだ。
すると綾美と仁美は改めて愛歌の前に揃うと膝を床に付け頭を下げながら愛歌に挨拶をする。

「愛歌様・・・龍太郎様の命により側付きの牝飼犬になりました泉里(いずみさと)綾美です・・・これから宜しくお願い致します」
「同じく愛歌付きの牝飼犬になりました高原(たかはら)仁美です・・・宜しくお願い致します」
「こっ・・・こちらこそ宜しく・・・ええっと泉里さんと高原さん」

愛歌にして見れば僅か十数時間で牝犬にされ俺の所有となると美和から俺の筆頭牝犬になったと言われ今目の前に自身付きの牝飼犬に挨拶されると言う怒涛の展開に慌てながらも苗字読みで綾美と仁美に挨拶を返す。
だが牝犬である綾美と仁美は敢えて

「綾美と呼び捨てで良いです愛歌様」
「同じく仁美と呼び捨てて下さい愛歌様」

普通の牝犬と同じく下の名で呼び捨ててくれる様に懇願する。
愛歌は少々困ってしまうが直ぐに

「分かったわ綾美に仁美・・・でもならば二人は様付けせずに愛歌って言う様に!」

と愛歌も二人には様付けさせない様に命じた。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す