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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち
官能リレー小説 - 学園物

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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち 48

やがて調教師達の審査が終えて調教師の一人が舞台に上がり俺の目の前に立つ。
そして・・・

「中川君・・・君の結果発表をする」
「はい・・・」
「審査員は下の九名で審査の結果一人が不合格点で他の八名が合格点だ・・・よって中川龍太郎君の最終試験は合格とする」
「あっ・・・ありがとうございます!やったぁぁ!!」

俺は遂に最終試験をクリアしたのだ。
これで愛歌とレナ姉を取り戻せる!
俺はそう思うと声をあげて叫ぶと次は腰が抜けて舞台に経たり込んだ。
すると調教師達が一斉に舞台に上がると

「うん!素晴らしい牝犬に仕上がったねっ」
「本当に縄が映える立派な牝犬だ」
「アナルの部分は残念だったが見事合格だ」
「胸を張りなさい」

と俺に至福の声をかけたのだった。
そんな中で一人の調教師が誰かに連絡する為にその場から離れた。
俺はそれに少し不思議な感じをしながらも他の調教師達の至福の言葉の数々で直ぐに紛れてしまう。
するとその場から離れた調教師と共に

「やあ!合格したんだねおめでとう」

校長先生が現れて俺に祝いの言葉をかけたのだ。
俺は恐縮しながらも

「ありがとうございます校長先生・・・ところで愛歌とレナ姉は?」

お礼の挨拶をしながら愛歌とレナ姉の事を聞く。
すると校長先生は真剣な表情となると愛歌とレナ姉の事を語り始める。

「ああ・・・愛歌と玲那は一応仕上がったよ」
「うん?一応仕上がったってどう言う事ですが?」
「一応廃棄物前の状態には出来たのでそこは心配しなくて良い二人の身体も至って順調だ・・・だが・・・」
「だがって?」
「まあ・・・これから会わすから歩きながらその事を話すから一緒に行こう」
「分かりました・・・」

俺は不安を抱きながらも愛歌とレナ姉との再会の場へ校長先生と共に歩き出す。
そして愛歌とレナ姉が居るであろうあの建物へと向かう。
すると校長先生の方から声をかけてくる。
勿論だが愛歌とレナ姉の事だ。

「龍太郎君・・・」
「はい」
「玲那と愛歌は今あるカプセル型の機械に入って睡眠状態にしている」
「はい・・・でも何故愛歌とレナ姉をこの様にするのです?」
「実はその機械はある部分の記憶を封印する特別な機械なんだ」
「えっ?記憶を封印する事なんて出来るのですか?」
「勿論だとも!この学園には人道では許されないテクノロジーが集まっている『乳房の膨乳』しかりこの機械もしかりだ」
「ええ・・・元々女性を牝犬にさせる事自体が人道に外れてますからねぇ」
「でだその記憶を封印するのは廃棄物の時の記憶なのだ」
「つまり牝犬以下だった廃棄物の記憶を消すのですか・・・」

俺はそれを聞いて胸を撫で下ろす。
何せ牝犬以下の廃棄物の時は見ていて虚しさを感じていた。
そして其処には俺の入る余地の無い二人だけの世界を形成していたのだ。
そんな二人の世界を封印してもらったのだから俺は安心したのだ。
これで俺も二人の世界に加われるのだと・・・
でも何故廃棄物時代の記憶を封印する意味が分からない?
するとその事も校長先生から語り始める。

「廃棄物時代の記憶が残っているとほんのちょっとの事で自我が崩壊し廃棄物へ逆戻りしてしまう・・・龍太郎君もそれは嫌だろ」
「それは勿論です」
「だから廃棄物時代の記憶を封印するのだが・・・その過程でどうしても廃棄物時代以前の記憶も一部封印してしまうのだ」
「廃棄物時代以前の記憶もですか」
「そうだ・・・何せその調整だけでも半年以上かかったのだがそれでも・・・」
「分かりました・・・」

どうやら俺は愛歌とレナ姉に対しては慎重に行動しないと愛歌とレナ姉は廃棄物に戻ってしまい俺の試験も校長先生の再調教も無駄になる様だ。
俺はもう愛歌とレナ姉を二度と廃棄物にしないと心に誓いながら肝心な事を校長先生に質問する。

「で愛歌とレナ姉の記憶は?」
「ああ・・・愛歌はこの学園に入る直前以降を玲那は龍太郎君と愛歌が入園決定の直前以降の記憶がどうしても封印されたままにせざろう得なかった」
「そうですか・・・」

校長先生はそう俺に答えた。
その校長先生の答えを聞いて俺は美和が言った言葉を思い出していた。

『宗一郎様はクリアした龍太郎様を見てみたいと思う・・・』

そう俺は校長先生が本当の事を全部言ってはいないと思った。
理由は愛歌とレナ姉の封印された記憶のタイミングだ。
愛歌は良い・・・愛歌にとってこの先の地獄を消し飛んだ言って良いのだから。
だが美和の言う通りならレナ姉が一番落ち込んでいた時期から先の記憶が飛んでいると言う事になるのだ。
俺は言わば一番夜叉ぐれていたレナ姉と対峙しなければならないのだ。
たぶん其処で校長先生は俺の腕を見るのだろう。
そして校長先生はある事を言う。

「その為に愛歌と玲那は別の部屋へと分けておいた」
「分かりますお互いの記憶にズレがありますから」
「ありがとう龍太郎君・・・」

と言う訳で今は愛歌とレナ姉は別々の部屋で別れて眠っている様だ。

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