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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち
官能リレー小説 - 学園物

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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち 21

そんな俺の表情を見た美和はゆっくりと俺に話し出す。

「龍太郎様・・・実は玲那の牝犬調教したのは主に私が行った言わば玲那の調教師だったの」
「えっ!美和がレナ姉を調教したのですか?」
「ええ私くらいの牝飼犬になると人手が足りなくなった時は時々調教師代わりで牝犬を調教する時があるの・・・そして玲那はその時初めて私に牝犬調教を任された牝犬だったの」

俺は美和がレナ姉の調教をしていたのを聞いてびっくりして言葉が出ない。
美和は更に話を続け

「そして牝犬として仕上げた時に玲那の御主人が決まり引き渡したのよ」
「そうだったんですか・・・」
「その御主人と玲那の関係は順調だったわそして数人の牝犬と一緒に卒業間近の時に・・・」
「同じ主人だった牝犬の裏切りがきっかけで主人が死んでしまい玲那は学園に残ってしまった」
「その通りよ龍太郎様・・・玲那は御主人が亡くなって約一年程は腑抜けの様だったわ」

美和の言葉を聞いて改めて牝犬の裏切りがレナ姉のトラウマだと知る。
だが何故レナ姉の同僚牝犬の裏切りでその御主人が亡くなったのか分からない。
俺はその時の話を聞きたくなる。

「ねぇ美和、教える範囲で良いからその裏切りを教えて?」
「ええ簡潔に言うと同僚牝犬が他の御主人に惚れて関係を持ったの・・・牝犬は御主人と調教師以外の性行為は禁じられていて牝犬の御主人交代は元の御主人からの贈答しか認められないの・・・牝犬は物だから」
「校長先生が俺に美和を渡した様にか・・・でもレナ姉の主人は浮気した牝犬を渡さなかった」
「その通りよ龍太郎様、でも他の御主人に移りたかったその牝犬は何とかしようと考えた挙げ句が御主人を殺した」
「それがレナ姉のトラウマに・・・」
「ええ、でも御主人のが亡くなって一年後に龍太郎様と愛歌の転校を知ってその悲しみを乗りきろうと愛歌の調教の手伝いと龍太郎様の教師になる事に手を上げたのよ」
「そう・・・俺と愛歌と一緒にこの学園から出ようと・・・」
「そうかも知れないし三人でこの学園に暮らすのも考えていたらしい」

俺はそんな事まで考えていたレナ姉をあんな形で廃棄物に突き落としてしまった事に改めて後悔をしてしまう。
レナ姉の事は分かった。
でも愛歌の事は分からない。

「レナ姉の事は分かりましたでも愛歌の事は何故?」
「愛歌の調教は大変だったわ最初は他の調教師が調教をしたけど愛歌は一ヶ月経っても牝犬には頑としてならなかったの誰かの事を思ってたのねっ今にしてみればそれは龍太郎様だったと思う」
「そんなぁ・・・」

愛歌がこの学園に来ても俺の事を思っていた何て改めて愛歌への愛情を覚える。
だが美和は真顔で愛歌が牝犬に堕ちた時の事を俺に伝える。

「で愛歌は宗一郎様直々に調教する事になったの・・・宗一郎様が調教を行えば僅か二日で女は牝犬になる・・・でも愛歌はそれでも牝犬なるまで二週間はかかってしまい牝犬として展示されたのは龍太郎様がここに来た当日だったわ」
「俺が来た当日に!」
「ええそれでも今にしてみれば龍太郎様のために玲那が調整したのと愛歌の心の抵抗だったのね・・・その代償が牝犬に堕ちた時の宗一郎様への性的依存だった・・・それ位宗一郎様の調教は凄かったわ」
「そう・・・愛歌も・・・」

俺は愛歌の頑張りとレナ姉の思いを知り改めてレナ姉と愛歌を廃棄物から救い出そうと誓う。
そして美和は俺に向かって真剣な顔をしながら言う。

「龍太郎様・・・」
「何だい?」
「この学園で全ての講義を受けて単位を取るのはとても大変な事です・・・しかも僅か十数ヵ月で行うなどこの学園史上僅か三名」
「えっ!三名のみだって!」
「そう・・・しかもその三名は宗一郎様を含め皆がその後この学園の校長になっているわ」

俺は全ての単位を習得する事の難しさを知る。
達成者は校長先生を含め僅か三名のみ・・・
しかも皆が後に歴代の校長になるなんて初めて知った。

「でも俺は・・・」
「分かっております・・・この学園に残るかどうかは龍太郎様の御自由ですがこれから龍太郎様が受ける事がとても大変な事なのだと覚悟してほしいのです」
「分かったよ美和」

俺は美和の真剣な顔を見て改めて身を引き締める。
そして美和はもう一言、校長先生の事を言う。

「龍太郎様・・・後宗一郎様の事ですけど」
「校長先生の事ですか?それならもう気にしてはないですよ」
「それは良かった・・・宗一郎様は人への約束事は必ず守る方ですから龍太郎様が約束を果たされた暁には玲那と愛歌の二匹を必ず龍太郎様にお返しするでしょう」
「それはこの一ヶ月暮らしてみて良く分かりました」
「けど同時に宗一郎様は必ず返す時には何かをしてくると思います」
「それはどう言う事ですか?」
「あの時言ったあの『君の希望する形では無いかも』と」
「そう言えばその様な事を言っていた様な・・・もしかして」

その時、俺はある事を思い出す。
そうそれは一ヶ月前のあの時だ。

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