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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち
官能リレー小説 - 学園物

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犬学園<ワン学園>〜捕らわれし女たち 16

それでも愛歌とレナ姉さんに再び出会えた事に俺は嬉しさを感じ二人の元に行こうとした。
しかしある者が俺を止めた。

「待ちなさい龍太郎君」
「校長先生」
「今の二人に会っても無駄だ」
「離して下さい俺は二人に会って・・・」
「待て・・・そんなに会いたければこれを連れて私と一緒に行こう」

校長先生はそう言って三匹連れていた牝犬の内一匹のリールを俺に持たせ一緒にあの犬便所に向かった。
そして俺と校長先生が犬便所に到着すると更なる現実が俺を襲った。

「あっ・・・おじひゃんに・・・おにいひゃん・・・」
「愛歌・・・」
「あはっ・・・おべんきれなに・・・おいぬひゃまの・・・おしっこ・・・うぉ・・・」
「レナ姉ちゃん・・・」
「あん・・・おべんきまなかにもぉ・・・おいぬひゃまのぉ・・・う〇こ・・・うぉ・・・」

愛歌とレナ姉さんはそう言って牝犬達に糞尿をかけて貰うようにねだる。
そして牝犬達は二人の願い通りに二人へと近づくと一斉におしっこを二人にめがけかけた。
するとおしっこをかけられた二人は無表情のまま

「ああぁぁ・・・あたたかいぃ・・・ひょう・・・まなひゃぁん・・・」
「まなかぁ・・・きもちぃ・・・ういぃぃ・・・きもち・・・いぃぃ・・・れなねぇ・・・」

と嬉しそうな言葉を言った。
俺は言葉を失った・・・
何より二人は俺や校長先生の事をすっかり忘れてしまった事への喪失感。
そして犬便所という空間で二人だけの世界を確立していた嫉妬感。
俺は無言のまま屋敷に戻るしかなかった。
「あの二人を取り戻したいかね?」
屋敷に帰った校長先生が俺にそう聞く。
自然と涙が溢れていた俺は・・・
多分、あれを見てなければ辞めていただろう俺は、校長先生を見てこう言った。
「取り戻したいです・・・」
校長先生は俺の言葉に頷きながら口を開く。
「君が思っているより辛い現実にいくつも直面するよ・・・その覚悟はあるかい?」
「はい・・・」
短い返事に全てを込めて俺は校長先生を真っ直ぐに見る。
その視線を受け止めて大きく頷いた校長先生は、一人の牝奴隷犬を呼んだ。
「美和、聞いたかい?」
「はい、ご主人様」
彼女は校長先生から唯一『妻』と紹介された人で、他の牝犬達からも母親のように慕われている人だ。
校長先生の子供を何人も産んでいる最愛の存在なのはここで過ごして分かっていた。
だから、校長先生から出た言葉に俺は驚いてしまったのだ。
「美和、龍太郎君の牝教師として彼のものになってくれ」
驚く俺に美和さんは全く驚かない。
「はい、ご主人様・・・美和はこれより龍太郎様の牝教師としてお仕えします・・・永らくお世話になりました」

驚いた俺は思わず叫ぶように言った。
「美和さんは校長先生の大事な人なんでしょ!・・・なのに何故っ!!」
校長先生は多少表情を暗くしながらもこう言う。
「私は彼女を愛し信じている・・・だからこそ、君の事を託すに相応しいと思ったのだ」
「わたくしもそれは理解しておりますわ・・・むしろ、よくわたくしを選んでくれたと誇りに思ってますわ」
そう言う美和さんにも校長先生にも迷いがない。
二人は、俺の為に力を尽くしてくれているのが分かり目頭が熱くなってきた。
「校長先生、美和さん、ありがとうございます・・・そして美和さん、俺の我が儘に付き合わせるけど、よろしくお願いします」
そう言うと校長先生も暗いながらも微笑み、美和さんは、満面の笑みを見せた。

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