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堕落の煙草
官能リレー小説 - 学園物

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堕落の煙草 10

それから美香は真っ直ぐに目的地へと向かった。
そこは繁華街の裏通りの一角でガラの悪い男性がたむろしていた。
(うわっいい男ばっかジャン!)興奮を抑えられない美香だったが
「オネーサン何してるの?」
と5、6人の男性に囲まれる。「…べっつに〜」
と素っ気ない態度を示すが内心これから起こるであろう事ひワクワクしていた。
「そんな事言わずにさぁ〜」
と一人が手を伸ばすがそれを避け、その中のリーダーらしき人の所へいき
「ねぇ〜アタシ今行くとこねーんだけど」
と男性の股間を触りだす。
「…!!?」
あまりのいきなりな行動だったため周りはざわつき出すが
「ねぇ〜…」
そんなことお構いなしに男性を誘惑する。
すると美香はいきなり抱え上げられ
「いいぜ!面倒みてやるよ!!だが…分かってんの…」
最後まで言う前に美香の唇が言葉を遮った。
「分かってるって!!キモチいぃ事しよっ」
そう言うと2人は闇の中に消えていった。


1週間後
母は途方に暮れていた。
いきなり娘の家出、そして変貌に頭がついていかなかった。
学校側には「病気のため」と嘘をつき、
父親にも相談出来ず、ただ美香を探しにウロウロと街に出かける事しか出来なかった。

やる気も出ずとうとうパートも辞めてしまった。
警察に失踪届けを出そうか迷っているうちに辺りは暗くなっていた。
「…」
とりあえず食事の準備をしようとすると
ガチャ!! 
と乱暴に玄関を開ける音が聞こえた。
急いで行ってみるとそこには
髪をかなり明るい金髪に染め肌を黒く焼き、これでもかというほどのケバいメイクをした女性が立っていた。
服装も胸を強調するかのように露出されたヒョウ柄のキャミソール、そして胸には髑髏のタトゥー。ジャラジャラとアクセサリーを身につけピアスの耳だけでなく、鼻や唇にまでついていた。
下はゴツいベルトを巻き、長いフレアジーンズ。かろうじて見える足元のヒールもキラキラとスパンコールが散りばめられていた。
「ひさしぶりぢゃん♪元気してたぁ〜」
と上目線で口を開いた女性からは聞き覚えのある声が。
「…!?あなたもしかして…美香?」
恐る恐る口にした。
が内心は違っていて欲しかった。
「よくわかったね♪」
ケラケラと笑う美香。その姿からは以前の清楚で優しい娘とは到底思えなかった。
「…火!」
タバコを口にくわえそう言うと奥から男性がライターを差し出す。
「おっせぇんだよ!!つかえね〜な」
とイラつきながらタバコを吸い始める。
よくみるといかにもガラの悪い男性が6人いた。
「ふぅ〜…あっ紹介すんね。こいつらぁアタシのドレイちゃんたちでぇす♪ギャハハッ」
大声で笑いながらとんでもない事を口にする我が娘。
出来れば夢であってほしい、母は切実に願うが残念ながら現実であった。
「こいつらぁアタシのカラダが忘れんないみたいでさぁ〜『なんでもしますから!』だって。ギャハハッ〜、チョーウケる!」
他人を馬鹿にする娘を見て「あぁあの時の娘はもういない」と現実を突き付けられうなだれるしかない母
「でさぁしょーがねぇからイロイロと使ってやったって訳♪金欲しいからオヤジでも狩ってこい!!っていったらソッコー狩ってくんかんね。マジウケたわぁ、あとエンコーとかカツアゲとか?とりあえず金になりそうな事はだいたいやらしたかな?まぁちゃんとゴホウビにヤラしたんだけどギャハッ」
自分の娘が犯罪行為や卑猥な言葉を使う事に母は絶望を感じていた。
だから、後ろの男性たちは何やら興奮気味で目がギラギラと輝いていた事に気付かなかった。「んで最近んなのにも飽きてきたっつーワケ。おもれー事なんかね〜かなって。で思いついたんだょ!」
「クソババァには世話なったし、アタシらのとこ来てもらおーかなって。」
「…!!?…」
嫌な予感がする…母はそう直感した。
「つーワケで…今からアンタをセックス漬けのクソビッチにすっから!チョ〜おもれくね?ギャハハ!!」
「…ひっ!!」
母の直感は見事に当たった。
後退りしながら電話へと向かうが、
「…ガハッ」
娘の派手なヒールが顔に直撃した。
「ナニ逃げてんだよ!!今からその腐れマン○をガバマンにしてやるんだからよ!カンシャしなよ。」
そういうと玄関先にいた男性たちがぞろぞろと入ってきた。
もちろん土足でだ。
カツカツとヒール音を立ててる美香が近付いてきた。
「ふぅ〜…手ぇ焼かすんなよなぁ」
髪を掴み、居間へ引きずり
ドサッ
とまるでゴミを捨てるかのように投げ入れた。

居間に投げつけられた母に群がる男達
その日美香は牝犬を手に入れた

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