堕落の煙草 44
真「今の気分はどうだ」
愛「何かわかんないけど良い気分よ」
美咲「でもなんかもの足んない」
真「そんじゃあ毎晩お香を焚く事にするか」
愛、美咲「賛成」
3人は自分達が少しずつギャル化していると自覚していなかった。
奈緒(週末までにクラスの8割の生徒がお香をもらいに来たけどもらった奴らは目に見えて順調にギャル化して行ってるみたいだなそれに1、2年にもその兆候が現れてる奴もいやがるこれからが楽しみだ)
真「奈緒前に貰ったお香切れちまったから新しいのくれよ」
奈緒「奈緒先生だろそれにしても真格好はまだ真面目ぽいのに言葉遣いはギャルぽいな」
真「うっさいそんな事よりお香くれるのくれないの」
奈緒「そんなもんより良いものやるよ」
奈緒はそう言うとカバンから黒い煙草を取り出し火を付けて真に渡した
真「何これチョーウメ」
奈緒「だろそれやるから付き合えよ」
そう言われて真が付いて言った先は、繁華街の例の店だった
その店には見慣れた3人のスーツ姿の女性がバレーボールの入った鞄を片手に店内を物色していた。「(橋本)美香」と「(原田)香織」に「(相沢)泉」の3人だ!
3人は奈緒の前任校での教え子だった。担任した生徒ではなく顧問を務めた女子バレーボール部のキャプテンと部員であった。卒業後は例の煙草を製造する会社にOLとして勤務しながら製造会社がスポンサーの女子バレーボールチームに所属し実業団リーグで大活躍していた。
ちょうど練習終わりで店に寄ったらしい。
奈緒「久しぶりだな美香、香織、泉」
美香「後の真面目そうな奴は誰」
真「誰が真面目だし」
奈緒「こいつは真うちの生徒で1番ギャル化の早い奴だこいつを明後日までに完璧なギャルにする為連れて来た」
美香「内面は良い調子でギャル化して来てるな明後日が楽しみだそれじゃあ今着てる制服は勿論下着も脱がなくちゃなそれと真好きな服選びなうちら3人が記念に買ってやる」
真「マジかよどれも良すぎて迷っちまう」
そう言うと真は、店内を物色して回り始めた30分後そこに真面目な真の姿はなくギャルな真が立っていた。
奈緒「服も変わって雰囲気出て来たなそれじゃあ次は髪だけど何処に行くか」
美香「それならババアがスカウトした奴のいるサロンに行くといいぜ何なら明日セットできる様に予約してやるよ」
奈緒「美香がそう言うんだったら明日行ってみるか」
美香「それじゃあ予約しておくから店についたら初めに店の奴にFall Smokingを見せればわかってもらえるよ」
奈緒「いつの間にそんな奴を…まぁありがとうな!仕事の調子はどうだ?またオーダーすっから用意しておけよな!あ、バレーボールも頑張ってるか?もし、選手が欲しくなったら高卒枠はウチの女子バレーボール部を宜しく!実業団リーグで大活躍のチームともなれば控えのメンバーも必要だろうし…どうだチームは強くなったか?」
美香「まあまあだな、高卒枠の件は8月のインターハイを見てから考えさせてくれまた明日も店に来れるから真を仕上げたら連絡してくれ」
奈緒「わかったよそれじゃあ今日はメイク道具とか普通に買える物を買って終わりにするか行くよ真」
真「3人共マジでありがと」
そう言って2人は帰って行った。
翌日、美香の言っていたサロンに着いたが何の変哲も無いどちらかと言えばギャルに似つかわしく無い店だったが入って店員にFall Smokingを見せると店の奥に通され椅子に座って待ってる用言われそれから少しして女性が出て来た
結衣「中島結衣この店の店長よよろしく今回はもう堕ちてるから楽だな」
奈緒「それはどう言った意味?」
結衣「あんたのやってる事と同じでうちの店に来た良さげな客をここに連れて来てギャル化させてるの店の店員は見た目普通だけど全員こっち側の奴ばかりさ」
と言って黒い煙草を吸い始めた。