堕落の煙草 43
授業の実習で前の学校の美沙と真由がバスケ部員をギャル化させた様に黒い煙草をつぶしたものに火をつけギャル化させていく訳だが、一気にギャル化させない様量は少なくして、授業の終了後に授業で使用したのと同じ物を配り部屋で自分の判断で使う事の出来る状況を作り出す。
これにより皆が一斉にギャル化するので無く使用した回数の多い部屋の生徒がギャル化していく。
この計画を実行する為に最初は、生徒に信頼される良い教師の印象を作り黒い煙草を使っても怪しまれない状況を作り出す事に専念していたが6月半遂に計画は実行される時を迎えた。
紗凪「今日の体育の授業いつもよりきつくなかった真?」と日下部紗凪は友達に話しかけた。
真「運動系の部活じゃない紗凪にはきついと思うけど僕にはまだまだ物足りなかったよ」と桜真が答えた。
紗凪「真は、スポーツ万能だからいいけど他の人は、付いてくだけ精一杯だよ」
真「ごめんごめんそれにしても何で今日は、奈緒先生張り切ってたんだろう?」
紗凪「私にもわからないけど次の授業も奈緒先生の保健だから早く着替え終わって教室に戻ろ」
真「そうだね」
次の授業の始まりを告げるチャイムが鳴ると同時に奈緒は教室に入っていく
「起立、きおつけ、礼、着席」日直が挨拶を終えると奈緒は話し始めた。
奈緒「みんなさっきの体育は疲れたと思うけどそれは今から行う授業の為でした。私が今からある物を配るので一つずつ受け取って下さい。それは、匂いは独特ですが疲労回復やリラックス効果、人によっては気分の高揚があるお香です。今回は疲れきった皆さんは実際にこのお香を使って効果を体験して貰う授業になります。今回の授業に限りですが途中で眠ってしまってもリラックスしている為なので怒る事は無いので安心して下さいそれでは今から順番に火を付けて回るので待っていて下さい」そう言うと奈緒は、火を付けて回り始めると紫色の煙が上がり始めた。
紗凪「確かに先生の言う通り匂いが独特だけど何だか良い気分」と思っていると知らないうちに眠っていた。
授業が始まって30分くらい経ったけど回りは眠っている生徒ばかりで自分だけが起きているので不安になってきた真に奈緒が話しかけた。
奈緒「桜さんもしかして自分だけが起きてるの不安になってきた?」
真「はい紗凪もいの一番に寝始めたし他の人も寝てるから僕がおかしくなった気分です」
奈緒「日下部さんは早かったものねでも安心して最初に話した通り効果は人それぞれだから」
真「わかりました」それからも奈緒と話をしていると授業終了のチャイムが鳴った
奈緒「皆さん起きて」
奈緒の声で寝ていた生徒が起き始める
奈緒「今回の授業は、これで終わりますがまたこのお香を使いたい人は私に声をかけてくれれば渡します」
「起立、きおつけ、礼、着席」日直が挨拶を終えると奈緒は教室から出て行った。
真「紗凪は直ぐに寝たけどどうだった?」
紗凪「起きたら気分が良くて最高ねそう言う真はどうだった」
真「僕は余り実感出来なかったよ」
真は焦っていた他の人は効果があったのに自分には何も無く仲間外れのような気分になり奈緒に会いに行くのは必然的結果であった。
授業が終わり自分にお香を貰いに来た生徒は、2名だがまだ奈緒が目を付けた生徒がまだ来ていない。
初日にしては少ないけどこんなもんねでも日が経つごとにお香を貰いに来る生徒が増えるのはわかっているので奈緒は帰ろうとした矢先彼女は現れた。
真「奈緒先生僕にお香を下さい」
真は陸上部の部活が終わると同時に会いに来たので汗ばんでいた。
奈緒「桜さん良く来たわねお香を上げるわ」
と言うとカバンから袋を取り出した。
奈緒「この袋にお香が入ってるから自分の使いたい量を出して使うと良いわ無くなっても又上げるから何時でも来なさい」
真「奈緒先生ありがとうございます」
そう言うと真は足早に寮に帰って行った。
美咲「桜先輩遅いですね伊勢先輩」
愛「部活は時間的に終わってるから何処かに寄り道してるかもね」
彼女たちは真と同部屋の、伊勢愛と鈴村美咲が話していると扉の開く音がした。
真「ただいま」
愛、美咲「おかえりなさい」
美咲「桜先輩その大事そうに持ってる袋はなんですか?」
真「臭いは独特だけどリラックス効果のあるお香だよ」
美咲「そうなんですかもし良かったら私にも使わせて下さい」
真「良いよ愛はどうする」
愛「それでは私の方もお願いします」
真「それじゃあする事済まして寝る前に使おう」
愛、美咲「わかりました」
時間は過ぎて約束の時間になった
真「それじゃあ今から火を付けるよ」
真がお香に火を付けると紫色の煙がで始めた。
美咲「伊勢先輩なんか凄い臭いですね」
愛「そうね真先輩はこの臭い大丈夫なんですか?」
真「僕も最初は気にしてたけど今は何とも無いよ」
最初は、臭いを気にしていた2人だったがお香が焚き終わる頃には気にならなくなっていた。