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堕落の煙草
官能リレー小説 - 学園物

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堕落の煙草 4

(あ〜本当うるさい!…イライラする!!)
明らかに母親への嫌悪感を剥き出しにする美香
朝起きるのがいつもより少し遅い事を理由に母親から少し小言を言われたのが原因だ
しかしその小言も半分以上は娘への心配からくるものであり
いつもの美香ならその当たりもきちんと理解していた
だが今の美香にはそんな母親の気持ちなど理解出来ず
朝から小言を言ううるさい母親程度にしか見えなかった
煙草の箱から一本取り出す美香すると昨日以上の香りが漂い始めた
「いい匂い…」
無意識の内に煙草に火を付ける美香
すると昨日ギャルたちの事を思い出した
「あの子たち…美味しそうに吸ってたなぁ…少しだけなら…」と思い切り煙草を吸う美香
ムワァっと甘いいい香りが美香の周りに充満する
「あぁ〜何これ!?物凄く美味しい!!」
あまりの美味しさに感動すら覚える美香
そしてすぐに一本吸い終わってしまった
「ふぅ〜…煙草って最高!!なんで今まで吸ってなかったんだろう?」
世間の常識など微塵も無くなり煙草=美味しいと頭に刷り込まれてしまった美香

煙草の余韻に浸っていると
「美香〜!学校行く準備出来てるの!?母さん先に行くわよ!!」
(折角人が気持ち良くなってるのに!!)
「大丈夫だから!!」
と強めに返事をする美香
そう、と母親はパートに出かけて行った
(なんなのよ!いつもいつも誰のために家事をしてると思ってるの!煙草ぐらいゆっくり吸わせてよ)
「はぁ〜…本当ウザい」
昨日のギャルたちの言葉を思い出しそう呟く美香
(あ〜こうやって使うんだ。今の気分にピッタリ!)
と感心する美香 と同時に煙草を取り出す美香
(あのウザい母親のせいで気分が台なし…もう一本吸おうっと)
「ふぅ〜」
煙草を吸っているとイライラが収まっていくと言うより頭がぼーっとしていく美香
すると頭の中から声が聞こえてきた。
『母親はウザい』
(そう…母親はウザい…)
『煙草が吸いたい時に吸う』
(煙草は…吸い…吸う)
『自分の欲求に素直になる』
(…欲求…素直に…)
『自分勝手な行動は素晴らしい』
(はい…勝手は…素晴らしい…)『邪魔する者は敵』
(邪魔…は…敵)

「はっ!?」
目が覚めたようにハッとする美香
「あぁ!もうこんな時間〜」
いそいそと煙草の火を消す美香すると煙草の吸い殻を窓から投げ捨てる美香
「部屋にあると母親がウザいし」
といいながら煙草を鞄に入れる美香
「帰りに灰皿かってこよっと」そういいながら制服に着替え家を後にする美香
しかしいつもの制服姿では無かった
いつもならきちんと上までボタンを止めるのに第一ボタンは空けたままにしスカーフも軽く止めるだけ
スカートはいつもなら膝下までの長さだが腰の部分を折り返して膝上の太ももぐらいまでのミニにしてしまった
「このくらい当たり前だよね。てかこんな風に着てみたかったんだよね」
と言い訳のようなものを言いながら学校へと向かうのだった。
学校に行く途中フェラーリに乗っているイケメンを見かけ頭にまた声が聞こえた

アイツとS○Xすれば金いっぱい手に入るな

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