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先生教育委員会
官能リレー小説 - 学園物

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先生教育委員会 8

「っつってもなぁ……」

体罰なんて思いつかないぞ、オイ。
バケツに水張って持たせる?
竹刀でしばき回す?
生憎どっちもねーんだなぁ、これが……。
…………あ。

「じゃあ、立て」

「……それだけ?」

真田はキョトンとして目をパチクリさせる。

「それだけだ。席を立たせるという立派な体罰だ」

よく言った、俺っ。
手も下さず苦痛も与えず、至ってシンプル。
うん、我ながらよく思い出した。
……もとい、よく思い付いたなっ。

「ふ〜ん……」

腑に落ちない心境を鼻に掛けながら、真田は地べたから腰を上げた。
俺は真田の前に胡座をかき、様子を見守って……

「ハムっ……いふまへやれはいいんれふか?」

食べかけの弁当を頬張りながら訊いてくる真田。
もごもご動く口から白い首を通り、お腹の中へ入っていく。
その後ろには灰色がかった青い髪の端が見え、更に下には腰元を折って短くされたスカート。
そこから伸びる華奢な白い腿、膝……脛はルーズソックスに覆われている。

エロい。

立った真田の前に座り込む俺の視点からでは、刺激的すぎる光景だ。

「へんへぇ?」

「あ、いや、そうだな……弁当食い終わるまでにしようか」

「ふぁーぃ」

立てっ。
立つんだ俺っ!
違う! ソコは勃つな!

「ん……」

肩の後ろを掻くな!
制服が引っ張られて脇腹が……。

「あっ」

なんだ!
何があった!?

「お箸落ちちゃった」

何で箸を掴んだ手で肩甲骨なんて掻くんだよ。
俺が掻いてやったのに……いや、それじゃセクハラに……

「真田?」

「はい?」

背を向けた真田に、訊かずにはいられなかった。

「何……やってんだ?」

「何って、お箸を取ろうとしてるんだよ?」

それはわかる。
何故しゃがまないっ!
あ、俺が立てって言ったからか……。
真田は腰を曲げて腕を伸ばす。
床の箸に意識が行っているせいか、後ろが無防備だ。
無防備過ぎるっ。
少し覗いた背中には背骨の凹凸が見て取れ、下のスカートは徐々に上へ……。
校則に反して短くされたスカートから、真田の……下着が……。
落ち着け落ち着け。
俺が立てば全てが終わる。
……だからオマエは勃つな!

「んっ……」

さっさと取ってくれっ。
ケツをこっちに突き出すなっ!
きゅっと合わさった太腿の上が見えてしまいそうだろ!
オマエの白いパンツが!
……白いパンツが!
シロイ……パンツ……?
何で俺は真田のパンツの色を……?
アレか。
目の前に見えてるからか。
真っ白なパンツに、モッコリした膨らみさえも見えてしまったからなんだな……。

「んはぁ……」

真田はやっと、やっと箸を拾い上げ、満足げに息をついている。

「すまん、用事を思い出した」

「え? ちょ、せんせぇっ」

そんな真田の声を背後に放送室を飛び出した俺は、ダッシュで職員トイレに駆け込む。

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