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先生教育委員会
官能リレー小説 - 学園物

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先生教育委員会 23

放課後。
体操着に身を包んだ長谷川が生徒指導室にいる。
わざわざ体罰を受けるために。

「部活あるからさっさとしてほしいんだけど……」

なるほど、だから体操着なのか。
しかも下はブルマとくる。

「あんたはなんでいんの?」

そう、ここには明石もいる。
生憎加茂は部活があって、今回は席を外しているが。

「連帯責任だよぉ?」

いつものふわふわした口調で答える明石。

「長谷川さんが怒られたのは、注意しなかった私も悪いの〜」

「全く意味がわかんないんだケド……」

その言葉の通り、長谷川は怪訝な顔をしている。

「とにかく、早くしてよねっ」

そんじゃ、リクエストに応えさせていただきますかっ。

「立ってろ」

「は?」

「足を肩幅に開いて、俺がいいと言うまで動くな」

「なにそれ?」

疑問を抱く長谷川を余所に、明石は言うとおりに足を開いた。

「禅を組む坊さんを思い出せ。同じ態勢を続けるのは意外と辛いぞ?」

辛い、という言葉に体罰を連想させたのか、長谷川は渋々足を開いた。
その手首を後ろにまとめ、ネクタイで縛り上げる。

「ちょっと何すん」

「動くなっ!」

ビクっとおののく長谷川。
滅多に大声を上げない俺を目の当たりにしたせいだろうか。

普段大人しいと意外なところで役に立つもんだな……。
そんな感想を抱きつつ、明石の首元から解いたネクタイで彼女を後ろ手に緊縛した。

「明石はここっと」

「んん……」

後ろから当然のように胸を掴み、明石を長谷川と向かい合わせになるよう誘導した。
長谷川は目を丸くして言葉を失っている。

「はぁっ……んッ……」

「せ、セクハラ……」

ん? セクハラだって?
絞り出したような長谷川の声は、俺の耳にはそう聞こえたが……?

「セクハラなのか?」

「はぁぅッ!」

揉んでいた乳房をグッと掴み上げて明石に聞いてみた。

「体罰です……私は、望んで体罰を受けています……」

「あんた……」

明石の返答に驚愕する長谷川。
そりゃそうだろうな。

「最近、先生はよく注意するようになってくれました。それもこれも、きっと体罰のおかげです」

「………………」

「思い出してくださいっ。長谷川さんっ」

沈黙を保つ長谷川に明石は訴えた。

「今の先生は、私たちがなってほしかった先生に近付いているんですよ?私たちの考えた通り、体罰が先生を変えてるんですよ!?」

「くっ……」

否定しきれないようだ。

「長谷川さんっ!」

しかし、こんな体罰は受け入れられないらしい。
それを悟ったのか、

「……わかりました。長谷川さんには無理なんですね。体罰に耐えることが」

と明石は諦めを口にする。

「……こんな私でも耐えられるのに」

という皮肉と共に。

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