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先生教育委員会
官能リレー小説 - 学園物

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先生教育委員会 21

全て指導通りだ。

「……美味しいザーメン、っ、ありがとう……ございました」

それを言い切って、明石は視線を逃がす。
その反応がまたイイ。
俺が言いなりにしている状況を、全てが終わってからの明石の行動で実感できる。

あぁ……体罰って素晴らしい。

加茂の妖艶。
明石の従順。
どちらにも興奮してしまう。

体罰という名目の下、この二人は俺の言いなりになるしかないんだ。

るんるん気分に胸を高鳴らせ、明石と共に生徒指導室を出る。
鍵をかけてっと……

「は、林田せんせっ……」

ん?
って、えぇ!?

「沙希っ……」

またしても堅物風紀委員さんではありませんかっ!

「……何を?」

「何ってオマエ……生徒指導だろ……」

そりゃそうだろ、うん。

「沙希は……何やってんだ?」

余談だが、都合上この姉妹は名前を呼んでいる。
二人とも同じクラスなため、区別をつけるためだ。

「私は……と、トイレに……」

「トイレ?」

教室のあるA棟ではなく、わざわざB棟の……?

「せ、セクハラです!」

ドキーン!

「そ、それ以前に、女性にそんなことを訊くなんてっ……非常識ですっ!」

眼鏡を中指で押し上げ、フンッと顔を背ける沙希。
いつものようにツンっ……いやいや、凛としてはいるが、でも……どこかソワソワしているような……。

「失礼しますっ!」

去り際に明石のネクタイをキュッと絞った沙希は、スタスタと渡り廊下を歩いていった。

「変、でしたね……沙希ちゃん……」

「そうだな……」

俺にとってはいつものことだがな……。

沙希の出現に興奮もすっかり治まり、俺たちは各々向かう場所へと向かった。



しかしいい生活だ。
それこそ、気を許すとニヤけてしまうほどに……。

昼休みにでも加茂と一発ヤっておくか。
あいつも途中だったし、それを望んでるだろう。

明石の顔が赤くなるのも見ものである。
いつまで経ってもあの恥ずかしそうにする明石の反応はそそる……。

っとと、授業中だった。
危ない危ない……。

ここらでいつも通りに布石を打っておくか。
発情させとけば何かと楽だしな……。

「・・・ってわけで、自分の行動に尊敬語を使っているのがわかるな?と言うことは、これを言ったのは誰だ?長谷川っ」

「えっ?」

「『えっ?』じゃなくて、誰だと訊いてるんだ」

「…………聞いてませんでした」

知ってるよ。
授業が始まってからもずーっと横向いてお喋りに夢中だったもんな?
この落とし前は加茂につけてもらうから安心しろ……?

「で、どうしたらいいワケ?」

長谷川が、柔らかそうな長い金の髪をふわっと払った。
その右手首には、赤いゴム……。

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