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先生教育委員会
官能リレー小説 - 学園物

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先生教育委員会 15

「あ、え?」

そこに立っていたのは明石紗代。
理数系は得意だが国語は赤点スレスレの、国語教師の俺としては頭を抱える生徒の一人だ。

「先生も天体観測ですかぁ?」

持ち前の緩い雰囲気が声色までも柔らかくしている。
コイツが理数ではキレ者と言うから驚きだ。
明石の出来にはあの相上もご満悦だからな……。

「今日は天気がいいですもんねぇ」

少し困惑した視線を加茂に向けた明石は、屋上の中程まで進んでいく。
加茂はクラスから浮いている……と言うより、加茂自身が近付き難いオーラを放っている。

「……飛んで火に入る夏の虫」

ボソッと加茂が呟いた。

「ん?」

「ここ、どこ?」

ここは……あ。

「明石っ。屋上は立ち入り禁止だぞっ?」

「ほぇ〜?」

夕日の輪郭が稜線にかかり、空には夕闇が迫っている。
真上を見上げボーッとしていた明石は、不思議そうな顔でこっちに向き直った。

「で、連帯責任なんだな?」

「ん……ふふ」

そっと尻を触ると、加茂は妖しげに微笑んでいた。

「早く出て行きなさい」

と、明石に呼び掛ける。
明石からは見えない俺たちの背後で、相変わらず加茂の臀部を撫で回しながら。
あぁ……すげぇなコレ。
こういうセクハラじみた行為がこんなに興奮するとは。

「ぁ……先生、彼女はっ……賛っ成派……」

「なに!?」

「んっく!」

驚きの余り加茂の尻をガッと掴んでしまった。

「あ、明石っ」

空いてる方の手で明石を手招くと、困惑気味な表情のままこちらへやって来た。

「み、右の手首、見せてみろっ」

「…………」

明石がブレザーの袖を少し引っ張り上げると、確かに赤いゴムは巻き付いていた。

「私……何をしたらいいんですかぁ?」

「な、何って……」

体罰だよな、体罰。
あ……よからぬ妄想があれやこれやと沸き立ってくる。

「舐めましょうか……?」

「はひっ!?」

加茂の耳打ちに変な声が上がってしまう。
舐める……だと!?

固まっている俺の前で膝を折る加茂。
尻を撫で回していたせいで、ソコは立派にテントを張っている。

「かっ、加茂さんっ……」

明石は赤い顔を手で覆った。
しかし、指の隙間から加茂の行為を凝視していた。
息子に舌をあてる、加茂の姿を。

「なに……何してるんですかっ。先生っ……」

そうそう!
明石のその発言こそが健全な生徒の反応だ!
やはり生徒はこうでなくては……
こうでなくては……
ヤり甲斐がないよなぁ?

「体罰だよ、明石。加茂はお前が立ち入り禁止を無視したせいで、連帯責任を負ってるんだ」

「そ、んな……」

泣きそうな顔で、ただ加茂を見ている明石。
そんな初々しい反応に興奮する俺を、加茂の舌が滑り回る。

「んぁ……チュ……んん……」

嫌そうな素振りは全くないがな。

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