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優等生と媚薬
官能リレー小説 - 学園物

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優等生と媚薬 6

そうは思ったがやっぱりカホちゃんと青葉の顔(余りにも美人なので)を思い浮かべると諦められなかった。
僕は媚薬を使わない事にした。
次の日、学校に行くと同級生の条念美沙江が小言で俺に
「昨日の放課後、体育館で青葉ちゃんに変な事しようとしたでしょ。」
「青葉ちゃんの事は黙ってるから、羽津田君あたしの彼氏になって。」
条念は前から俺の事が好きで、だから昨日は俺の後をつけて体育館の中をこっそり見ていたのだった。
俺は悩んだ…俺が告白されるなんて今後一生ないかもしれないし…何より条念…童顔だが顔は悪くない。
それにスタイルも良い。胸は少なくともDはあるだろうか。髪は普段からツインテールにして、美人…というよりもかわいい系の女の子だ。
性格はとても明るく、クラスのムードメーカ的存在だ。
しかし…やはりカホちゃんや青葉にはどこか劣る…
正直、付き合うとしたらカホちゃんしか考えられない…いや…まてよ?
確か条念は普段からカホちゃんや青葉ととても仲がよかったはずだ。
…もしかしたら、条念を上手く利用すればカホちゃんや青葉を俺の物に出来るかもしれない。
もし上手く行かなかったら条念と別れればいい…ふふふっ我ながらよく悪知恵が働くな。
俺は心の中で不適に笑った。
顔にはけして出さないように。

「分かった。実は俺も条念のこと気になってたんだ。これから宜しくな。」

カホちゃん…青葉…俺はけしておまえ等を諦めないからな…
俺は段々と二人に対する気持ちが歪んだ物になっていることに気がついていなかった。

俺はその日の夜、パソコンを開いた。
新しく媚薬を購入するためだ。

そして考えた今までの敗因を。
まず最初にカホちゃんに媚薬をかけたが…青葉にバレて失敗。
その翌日カホちゃんを襲おうと思ったが、媚薬の効力が切れ失敗。
その次に標的を青葉に変え、媚薬をかけたが…青葉にただの香水とすり替えられ失敗。
…結果、青葉さえいなけりゃ成功していたと言うのは前にも分かっていたことだ。
そしてもう一つの敗因は、媚薬入りの香水を人目に付くところで堂々と使ってしまったことだ。
俺はとにかくカホちゃんとエッチがしたかったから何も考えていなかった。

そこで、俺は考えた。
俺の家にカホちゃんと青葉をおびき寄せることが出来れば、スプレー以外の媚薬が使えると。
しかし、今の俺はカホちゃんと青葉にひどく警戒されている…そう簡単に俺の家には来ないだろう。
どうすれば…自然に俺の家におびき寄せることが出来るだろうか…
 
それから数日後のことだった。
カホちゃんと青葉は美沙江の家にいた。
家で作ったお菓子を美味しいか確かめて欲しいということで呼ばれたのだ。
「学校に持って来てくれれば良いと思うんだけどね」
「でも、どうしても家でとか言っていたから……好きな人に食べさせるもの作りたいんじゃない?」
「でもそれって、学校とかクラスに美沙江ちゃんの好きな奴がいるってこと?」
「じゃないかな。アタシだったら、そんな状況で試しにつくったものなんて広げられないし」
「そっかー、でも誰なのかな? 正直、羽津田君は勘弁かな」
「うん、同感。変な薬使って……気持ち悪いもん」

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