痴女子中学生 アユミ 21
「ねぇ…結局なにがあったの?」
濃密な絡み合いのあと、麻美が再び愛結美を問い詰めた。
「あのね…」
プレイの後で軽い放心状態だったこともあってか、薫とのことを話した。
「薫くんとも関係あったんだ…」
「黙っててゴメン」
「いいよ、エッチしてくれるのはアユミちゃんなりの信用の証なんでしょ」
「ありがとう」
「そんな事より薫くんの事だよ。やっぱり薫くんは無理矢理されて嫌な思いをしてると思うの、だったらアユミちゃんがそんなの忘れられるぐらい沢山のことをしてあげればいいのよ」
かなり乱暴な手段を麻美はアドバイスしてきた。
「えっ…」
アタシはそんなので薫くんが許してくれるとは思えない…
「大丈夫だよ…薫くんはアユミちゃんだから今まで付き合って来てくれたんだよ。だから、何があっても薫くんを裏切ったらダメ!薫くんはアユミちゃんを信じてくれてたんだから、アユミちゃんも薫くんを信じるの。言っちゃったことは謝って今までどおりに接しなきゃ」
アサミちゃんはスゴく真剣な表情をしている。
「そうだよね、辛いのはカオルくんだよね、カオルくんの嫌な記憶が無くなるぐらいにメチャクチャにイジメてあげる」
アタシは薫くんのために出来るかぎりのことをしてあげることを決心した。
「……とは言ったものの……」
アタシは麻美が帰った後、どうやって薫くんを苛めるのかばかり考えていた。
「でもその前に……」
まずは何とかして薫くんに話しかけなきゃ始まらない。でも何て話しかけたら良いのか分らない。
「でも……なんて言ったら良いのかな……薫くんの心の中が見えたら良いのになぁ……」
ぶつぶつ言いながらいつの間にか時間は午後10時を指していた。
「……はぁ……」
アタシは結局何も手につかなくなり、ベッドに倒れこんだ。
「う〜ん……」
結局いつまで経っても良い案が浮かばなかった。
「そろそろ寝ようかな……」
そう思ったときだった。
ピロロロロロロロ
アタシのケータイが鳴った。
『もしもし、アユミちゃんちょっといいかな?』
薫くんからだった。
「如何したの?」
『ずっと僕の事避けてるでしょ?だから……』
アタシは薫君の言葉を遮ってこう言った。
「明日土曜日でしょ?午後1時に私の家に来て。絶対だからね!!」