痴女子中学生 アユミ 156
「対するわぁ〜!マリちゃんリンちゃんの「ザ・マリリン」だぁ!カモ〜〜〜ン!!」
鳴り響くニセDJの声。
ザ・マリリンかぁ…名前は不利かも。
うっ!マリちゃん、リンちゃん肩幅すごっ!!
しかもゴーグルタイプのサングラスって…やる気満々!?
セクシーさではアタシたちの敵じゃないけど。
『マリリン』なんて可愛い名前とはウラハラにパワフルさを醸し出してるよぉ。
こりゃビキニの腰紐、締めて懸かんないと!
こんな所で負ける訳にはいかないもんね。
まだまだ見せびらかし足りないし。
「それでは、試合の前に握手を」
「よろしくお願いしま〜す」
「よろしく」
握手と挨拶のあと、マリさんがアタシに話かけてくる。
「そんな水着で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
マリさんが考えてるんだろう事はアタシ達にはトラブルじゃないからね。
『一番良いのをくれ』なんて事にはならないよ。
アタシ達がそんなやりとりをしているあいだに恵お姉ちゃんとリンさんはじゃんけんでサーブ権を決めていた。
「ゴメン、負けちゃった」
恵お姉ちゃんは両手をあわせてペコリとすると守備態勢に移る。
「チームマリリン先攻で試合開始」
『ピ〜』
「イクぞ!そ〜れ」
サーバーのマリさんは掛け声と共にボールを天高く投げるとステップを踏みジャンプ!
『バチン!』
キレイなフォームのジャンピングフローターサーブから繰り出されたボールは凄まじいドライブ回転でアタシ目がけて飛んでくる。
「オッケー!」
しっかりボールの下に入ってカットをするけど…
『重ッ!』
サーブの勢いにアタシは吹き飛ばされてしまった。
「「おお〜」」
アタシがしりもち着くのと同時に沸くオーディエンス。
うぅ〜!相手が目立っちゃってるじゃない。
「アユミちゃん、ドンマイ落ち着いて一本カットだよ」
アタシは立ち上がり…おケツについた砂をパンパンと払い。
恵お姉ちゃんに向かってグッと頷いてみせる。
目立ちたい一心で参加したビーチバレー大会だったけど…。
『負けるもんか!』
今の一撃でアタシの心にメラメラと闘志の炎が燃え上がり始めた。
ソーレッ!!――。
観衆の掛け声に合わせて。
マリさんのサーブ…またアタシを狙ってきた。
「はい!!」
しっかり腰を落として、しっかり腕を伸ばして。
よし!上がった!
「オッケー!」
恵お姉ちゃんがおっぱいを揺らして駆け込んでくる。